「自分らしさ」と出会う船出 ”スタイルクルーズ” 創業秘話

2022/07/15(最終更新日:2022/07/27)


このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年6月に創業したばかりの株式会社スタイルクルーズ。

「自分らしさ」「自分のスタイル」を再定義することで、人生の新しい船出を応援する

個人向けのコーチングプログラムを提供しています。


創業者の瀬田千恵子が自身の経験を経て創業に至った裏側、これから目指す未来

についてのストーリーです。


中竹竜二との出会いからはじまった私の船出


2020年4月頃にはじめて中竹さんと出会いました。

中竹さん自身、チームボックスという会社で「リーダーが変われば組織が変わる」を

ビジョンに、組織向けのコーチングサービスをやってきていましたが、

「組織」だけではなく、日々葛藤しながら頑張っている個人の方に直接伝えられるような

サービスをしたいので一緒にやらないか?とお声がけをいただきました。

その後、しばらくして、1枚の企画書が送られてきました。



<当時送られてきた企画書>



VUCA時代、凄まじいスピードで時代の変化がある中で に変更予期せぬことが起こるのが人生というものですが、その過程で自分自身を見失ってしまうことも出てきます。

ただ、そのような人生という航海の中でも、自分らしく生きることのできる本当の自分探しができるプログラムを作りたいという、中竹さんの思いを聞いて、私も絶対に一緒に形にしたいと思いました。


<人生を再出発する3つの考え>

①自分のスタイル=本当の自分を自己認識して確立すること

②物事の視点を変えられること(視点変換)

③再定義すること


その思いに共感して、一緒にやることを決めました。



自分の感情に蓋をし続けてきた「八方美人」


スタイルクルーズをスタートしてしばらくした後、当時の私は、実は鬱の一歩出前のような状態にまで追い込まれた時がありました。


当時は、組織の色々な事情のある中で、自分の本当にやりたい仕事ではなく、使命感だけで不向きな仕事と向き合う日々で、自分自身の強みを全く活かせず苦しい日々を過ごしていました。日々、悶々と過ごしている中で、自分の感情に蓋をすることが習慣化してしまい、人生そのものも悪い循環になってモチベーションコントロールができなくなっていました。


それでも本当に自分がやりたい人の育成に関わる理論や実践を、自己投資して色々なコミュニティで学んでは、なんとか自分を成長させようと必死だったのですが、スタイルクルーズのプログラムを開発して運営していく中で、はっとする時を迎えました。


今の自分は、本当にやりたい仕事をやれているのか?


これまでの私は、「責任感」と「使命感」で仕事をしてきました。人の期待にこたえたいと、任せられた仕事をなんでもやってしまう。それを今までの人生で何度も繰り返していました。「それは本当にやりたいことか?」を問うこともなく、気づいたらいつも自分の中で自然と湧き上がる感情は後回し。いい顔してなんでも仕事を受けて応える姿を八方美人とも言われてきました。(笑)自分の本当に考えている意見や考えを述べるのも苦手だったんですね。


ずっと自分の感情に蓋をしてきたことで、本当は自分が何が好きなのか、何に突き動かされるのかもわからなくなり、バランスを崩してしまいました。感情に蓋をすることは、自分で自分を生きにくくなることなのだと、その時はっきりとわかりました。


本当の意味で「自分自身を大切にすること」の重要さに、スタイルクルーズのプログラムをやりながら気づき、プログラムに参加してくださった、受講生の皆さんの力に助けられ、自分自身も本当の意味で自己確立させてもらったと思います。



43人43通りの人生を見て思うこと


2020年8月から1期生がスタートし4期生まで、これまで43人が受講してくれました。

このプログラムを受けたらそれだけで人生が変わるわけではなく、全てが自分の取り組みや向き合い方次第だと思っています。自分でどう取り組むのか、どう生きていきたいのか、自分で選択することがとても大切になってきます。



43人の人生に触れたとき、自分もはっとしました。


プログラムの最後に、90秒で自分を定義するプレゼンをするのですが、

とても印象的な女性がいました。


その方は自身のスタイルを「無邪気なお節介」と定義しました。


社会のいろいろな課題に疑問を持ちながら、自ら学んで Wellーbeingな人生を掴み取ろうと、とても前向きな方大きな企業の人材開発のお仕事をされていていました。

その環境下で色々な矛盾や葛藤を抱えていたり、人との関係性の中でも課題を抱えておられたのですが、一緒にプログラムを学んでいたチームでディスカッションしたり、コラーニングする中で受講生同士でも相互に影響しあって、どんどん変わっていく姿を目の当たりにしました。


彼女は、綺麗に自分の人生を生きようとしていた自分に気づきました。理論では語れない、

仕組みで語れないということを知ったことで、肩の力が抜け、自分の定義を決めることで楽になり、手放すものを明確にしてシンプルになっていき、最後は表情が晴れ晴れとしていました。


ありのままでいいんだ、無邪気なお節介がいいんだ、と心から清々しく言えるようになっていました。


人間は自分自身を定義して自分はこうだって決めることでそのあとの人生が軽やかに歩めるんです。決められないから、色々な迷いがあってあれもこれもってなるから苦しむんだと思います。


余分なものを手放してシンプルになることはとても大切だな、と心から思います。



変化する痛み


今まで培ってきた経験値とか、仕事やプライベートも、色々な人との関わりの中で、

自分が養ってきた見方や捉え方、それによって、培われた価値観や固定観念が

あります。


私も組織に属していた頃は、たくさんの鎧を纏っていました。


3ヶ月のプログラムでは、自分に向き合うことを時間をかけてやっていただきます。毎日ログブックを書いていくと、自分がこんなことを考えてた人間なんだ、と気づくことが

できます。


人によっては幼少期まで自分の生い立ちを振り返る方もいらっしゃいます。

今までのネガティブな経験や、その時に自然と沸いた感情に目を向けて言語化していただくことになるので、とてもしんどい時があると思います。自分がこれまでどうやって

このような人間になったのか、を知るプロセスです。


ただそのプロセスがあるからこそ、最後自分らしさを定義できた時にとても軽やかに

シンプルになっているんだと思います。


今まで色々な鎧を纏ってきたからこそ、その鎧を脱げるかどうか、というところが

ポイントとなってきます。脱ぎ方も自分で決めて、自分で育っていくという、

ある意味すごく自立性の求められるプログラムかもしれません。



変化こそ唯一の永遠なり


「自分らしさ」はどんどん変わっていけばいいと思っています。世の中がどんどん

変わっているということもありますが、置かている環境や仕事が変わったり、

仕事が変わったり、付き合う人が変わったり、大切な人が亡くなったり。

様々な変化があるのは間違いないと思います。その度に自分が変わってしなやかに

変化していければいいと思っています。

そうすることで、強く生きていけると思います。


この岡倉天心の「変化こそ唯一の永遠なり」という言葉は

私の人生そのものを表していて、変化し続けることが、

私の「自分らしさ」だと思っています。


5期生に向けてのメッセージ


ご自身の人生の変化や、どうしようもない不可抗力があって悩んでいる人が

いらっしゃると思います。より良く自分の人生を生きていきたいと思っている方々に

受講していただきたいと思っています。


みなさん、様々なバックグラウンドがありますが、自分らしさを見つける一つのゴールを目指して3ヶ月をともにする仲間がいるので、普段友達になる、という感覚ではなく深い繋がりのある仲間づくりができることもまたこのプログラムの特徴だと思います。



このプログラムに正解はないと思います。

自分の人生の船をどっちに進めるか、行きたい島にどういくか、は自分で決めること。

それを中竹さんと私が伴走させていただきます。


まずは自分を見つけてもらうことが最初のゴールです。

この3ヶ月のプログラムを受けて、最終日が本当に行きたい島へリスタートする日かも

しれないし、そのタイミングを決めるのも、全て、皆さんご自身です。

人それぞれでいいと思っています。


Style Cruiseというプログラムのクルーズ船に乗って、

ぜひ一緒に「自分探し」の旅に出ましょう!


<プロフィール>

瀬田 千恵子(せた ちえこ)

1984年兵庫県生まれ。ANAでの旅客サービス、小売業界での人事経験を経て香港に渡り、ローカルの日本食レストラン会社にて 採用・人材育成に携わる。帰国後、大手人材会社に入社。派遣・人材紹介・コンサルティングサービス営業、新規事業の企画・立案に従事。外資系消費財メーカーでのHRアシスタント・マネージャーを経て、チームボックスに参画。現在、立教大学大学院でリーダー育成と組織開発を専門に学びながら、『Be positive』代表として多数の企業や個人のリーダーの育成や組織開発の支援に携わる。


<会社概要>

社名:株式会社スタイルクルーズ

代表取締役社長:瀬田千恵子

設立:2022年05月

HP:https://stylecruise.co.jp/






行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ