~64.1%の保育士が、園長との関係性は「転職・退職に影響がある」と回答~
株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、現役保育士106名を対象に、【2024年版】「チームビルディング」に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
なお、本調査では、2021年版の同内容調査(※1)と比較して発表いたします。
■調査サマリー
- 01|現役保育士の23.6%が、園長との関係性が「良好ではない」と回答、2021年から7.4ポイント改善
- 02|園長との関係構築における課題、「園長が意見を聞いてくれない」(52.0%)「園長にリーダーシップがない」(44.0%)が上位
- 03|64.1%が、園長との関係性は「自身の転職・退職に影響がある」と回答、2021年比13.2ポイント減
▼本調査のレポートダウンロードはこちら:https://bit.ly/3NN8YyR
■調査概要
- 調査名称:【2024年版】「チームビルディング」に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2024年10月15日~同年10月17日
- 有効回答:現役保育士106名
※1|【2021年版】「チームビルディング」に関する実態調査:2021年10月14日~同年10月16日|
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000043389.html
※2|構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「子ねくとラボ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://konnect-labo.jp/
■現役保育士の23.6%が、園長との関係性が「良好ではない」と回答、2021年から7.4ポイント改善
「Q1.現在、あなたと園長の関係性は良好ですか。」(n=106)と質問したところ、「全く良好でない」が6.6%、「あまり良好でない」が17.0%という回答となりました。
Q1.現在、あなたと園長の関係性は良好ですか。
<2024年(n=106)>
- 全く良好でない:6.6%
- あまり良好でない:17.0%
- やや良好:47.2%
- 非常に良好:29.2%
<2021年(n=110)>
- 全く良好でない:6.5%
- あまり良好でない:24.5%
- やや良好:46.4%
- 非常に良好:22.6%
■園長との関係構築における課題、「園長が意見を聞いてくれない」「園長にリーダーシップがない」が上位
Q1で「全く良好でない」「あまり良好でない」と回答した方に、「Q2.園長との関係構築において具体的にどのような課題がありますか。(複数回答)」(n=25)と質問したところ、「園長が意見を聞いてくれない」が52.0%、「園長にリーダーシップがない」が44.0%、「園長が現場を把握できていない」が36.0%という回答となりました。
Q2.園長との関係構築において具体的にどのような課題がありますか。(複数回答)
<2024年(n=25)>
- 園長が意見を聞いてくれない:52.0%
- 園長にリーダーシップがない:44.0%
- 園長が現場を把握できていない:36.0%
- コミュニケーションが少ない:32.0%
- 仕事を正当に評価してくれない:32.0%
- 園の運営方針が合わない:16.0%
- その他:12.0%
<2021年(n=34)>
- コミュニケーションが少ない:50.0%
- 園長が意見を聞いてくれない:50.0%
- 仕事を正当に評価してくれない:44.1%
- 園長にリーダーシップがない:41.2%
- 園長が現場を把握できていない:41.2%
- 園の運営方針が合わない:20.6%
- その他:2.9%
■「園長の好き嫌いで職員に対する態度が違いすぎる」や「報連相が全て出来ていない」などの課題も
Q1で「全く良好でない」「あまり良好でない」と回答した方に、「Q3.園長との関係構築においてQ2以外の課題があれば教えてください。(自由回答)」(n=25)と質問したところ、「園長の好き嫌いで職員に対する態度が違いすぎる」や「報連相が全て出来ていない」など17の回答を得ることができました。
<2024年(n=25):自由回答・一部抜粋>
- 園長の圧がすごい。職員が委縮してしまい、おかしいと思うことでもイエスマンにならざるを得ない。
- 考えが古い。
- 意見があわない。聞こうとしない。
- 園長の好き嫌いで職員に対する態度が違いすぎる。園長の独断がすぎる。
- 報連相が全て出来ていない。
<2021年(n=34):自由回答・一部抜粋>
- 園児の育成方法の意思統一が図れていない。
- 園長の一貫性のない理想論に振り回されている。園長が自身を振り返るような制度、また保育士が園長を評価できるような、保育士や保護者から匿名で意見できる、透明性のある制度の構築が必要。
- 諦めている。
- 本音がわからない。もっとコミュニケーションが取れたら、違うのかもしれない。
- 園長が現場の声や日々の子どもとの信頼関係を無視して、保育に対して口出しをしてくる。
- 全員に対等な態度をとるべき。
- 仕事の量がおおすぎる。
- 仕事以外の会話がない。
■園長との関係性が仕事に与える影響、「満足度」では78.3%、「ストレス」では71.7%が、その影響を実感
「Q4.園長との関係性は、仕事の満足度・ストレスに影響がありますか。(マトリクス形式)」(n=106)と質問したところ、満足度は「非常に影響がある」が26.4%、「やや影響がある」が51.9%、ストレスは「非常に影響がある」が34.0%、「やや影響がある」が37.7%という回答となりました。
Q4.園長との関係性は、仕事の満足度・ストレスに影響がありますか。(マトリクス形式)
<2024年(n=106)>
満足度
- 非常に影響がある:26.4%
- やや影響がある:51.9%
- あまり影響がない:14.2%
- 全く影響がない:7.5%
ストレス
- 非常に影響がある:34.0%
- やや影響がある:37.7%
- あまり影響がない:20.8%
- 全く影響がない:7.5%
<2021年(n=110)>
満足度
- 非常に影響がある:33.6%
- やや影響がある:47.3%
- あまり影響がない:18.2%
- 全く影響がない:0.9%
ストレス
- 非常に影響がある:41.8%
- やや影響がある:38.2%
- あまり影響がない:16.4%
- 全く影響がない:3.6%
■64.1%が、園長との関係性は「自身の転職・退職に影響がある」と回答、2021年比13.2ポイント減
「Q5.園長との関係性は、ご自身の転職・退職に影響がありますか。」(n=106)と質問したところ、「非常に影響がある」が27.3%、「やや影響がある」が36.8%という回答となりました。
Q5.園長との関係性は、ご自身の転職・退職に影響がありますか。
<2024年(n=106)>
- 非常に影響がある:27.3%
- やや影響がある:36.8%
- あまり影響がない:21.7%
- 全く影響がない:14.2%
<2021年(n=110)>
- 非常に影響がある:31.8%
- やや影響がある:45.5%
- あまり影響がない:18.2%
- 全く影響がない:4.5%
■勤務先の園長のタイプ、2021年と同じく「民主型」が最多、2位以降が入れ替わる結果に
「Q6.あなたがお勤めの園長のタイプを教えてください。」(n=106)と質問したところ、「民主型(職員からの意見や提案を受け入れ、組織の方針に反映するタイプ)」が18.9%、「コーチ型(職員1人1人をよく把握し、各自の能力向上を支援するタイプ)」が16.0%という回答となりました。
Q6.あなたがお勤めの園長のタイプを教えてください。
<2024年(n=106)>
- 民主型(職員からの意見や提案を受け入れ、組織の方針に反映するタイプ):18.9%
- コーチ型(職員1人1人をよく把握し、各自の能力向上を支援するタイプ):16.0%
- 関係重視型(目標達成のために、信頼関係構築を重視しているタイプ):15.1%
- ビジョン型(目標やビジョンを明確にし、それに向かってメンバーを導くタイプ):13.3%
- 強制型(全ての決定権をリーダーが握り、目標達成を目指すタイプ):9.4%
- ペースセッター型(目標達成の際、自らが進んで手本を見せ、メンバーを導くタイプ):4.7%
- あてはまるものはない:22.6%
<2021年(n=110)>
- 民主型(職員からの意見や提案を受け入れ、組織の方針に反映するタイプ):24.5%
- コーチ型(職員1人1人をよく把握し、各自の能力向上を支援するタイプ):15.5%
- 関係重視型(目標達成のために、信頼関係構築を重視しているタイプ):11.8%
- ビジョン型(目標やビジョンを明確にし、それに向かってメンバーを導くタイプ):13.6%
- 強制型(全ての決定権をリーダーが握り、目標達成を目指すタイプ):16.4%
- ペースセッター型(目標達成の際、自らが進んで手本を見せ、メンバーを導くタイプ):5.5%
- あてはまるものはない:12.7%
■まとめ
今回は、現役保育士106名を対象に、【2024年版】「チームビルディング」に関する実態調査を実施しました。
まず、現役保育士の23.6%が、園長との関係性が「良好ではない」と回答していますが、2021年からは7.4ポイント改善しました。しかし、依然として、「園長が意見を聞いてくれない」(52.0%)や「園長にリーダーシップがない」(44.0%)といった課題が残っています。また、園長との関係性が仕事に与える影響については、「満足度」では78.3%(2021年比2.6ポイント減)、「ストレス」では71.7%(2021年比8.3ポイント減)が、その影響を実感していることが分かりました。さらに、64.1%が、園長との関係が「自身の転職・退職に影響がある」と回答しており、2021年から13.2ポイント減少しています。最後に、勤務先の園長のタイプを訪ねたところ、「民主型」が18.9%で最多、次いで「コーチ型」が16.0%で、2021年と比較して2位以降が入れ替わる結果となりました。
今回の調査では、勤務先の園長との関係性が、保育士の満足度や離職意向に影響する実態が明らかになりました。依然として多くの課題は残っていますが、2021年の前回調査から改善傾向も見られました。このことは、組織や雇用そのものに対する考え方が多様化する昨今において、園長や管理職の方々が変化に対して巧みに工夫しながら組織をマネージメントする努力が現れた結果であると感じます。少子化の背景もあり、保育人材の確保は今後も大きな課題として立ちはだかります。時流に応じたリーダーシップの強化とコミュニケーションの円滑化が引き続き求められます。
▼本調査のレポートダウンロードはこちら:https://bit.ly/3NN8YyR
■「子ねくとラボ」について
「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。
事業名 :子ねくとラボ
事業責任者 :末廣 剛
URL :https://konnect-labo.jp/
サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス
・保育施設向け研修&巡回サービス
・保育専門実証実験 コーディネートサービス
・スタートアップ支援サービス
■会社概要
会社名 :株式会社 明日香
設立 :1994年8月30日
代表取締役:萩野 吉俗
所在地 :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F
事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
■自治体と連携した子育て支援事業
(児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
■保育に関わる人材の派遣・紹介
(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
■居宅訪問型子育て支援
(ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)
■臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)
■保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)
■新規保育事業の開発及びコンサルティング
URL :https://www.g-asuka.co.jp/
株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、現役保育士106名を対象に、【2024年版】「チームビルディング」に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
なお、本調査では、2021年版の同内容調査(※1)と比較して発表いたします。
■調査サマリー
- 01|現役保育士の23.6%が、園長との関係性が「良好ではない」と回答、2021年から7.4ポイント改善
- 02|園長との関係構築における課題、「園長が意見を聞いてくれない」(52.0%)「園長にリーダーシップがない」(44.0%)が上位
- 03|64.1%が、園長との関係性は「自身の転職・退職に影響がある」と回答、2021年比13.2ポイント減
▼本調査のレポートダウンロードはこちら:https://bit.ly/3NN8YyR
■調査概要
- 調査名称:【2024年版】「チームビルディング」に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2024年10月15日~同年10月17日
- 有効回答:現役保育士106名
※1|【2021年版】「チームビルディング」に関する実態調査:2021年10月14日~同年10月16日|
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000043389.html
※2|構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「子ねくとラボ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://konnect-labo.jp/
■現役保育士の23.6%が、園長との関係性が「良好ではない」と回答、2021年から7.4ポイント改善
「Q1.現在、あなたと園長の関係性は良好ですか。」(n=106)と質問したところ、「全く良好でない」が6.6%、「あまり良好でない」が17.0%という回答となりました。
Q1.現在、あなたと園長の関係性は良好ですか。
<2024年(n=106)>
- 全く良好でない:6.6%
- あまり良好でない:17.0%
- やや良好:47.2%
- 非常に良好:29.2%
<2021年(n=110)>
- 全く良好でない:6.5%
- あまり良好でない:24.5%
- やや良好:46.4%
- 非常に良好:22.6%
■園長との関係構築における課題、「園長が意見を聞いてくれない」「園長にリーダーシップがない」が上位
Q1で「全く良好でない」「あまり良好でない」と回答した方に、「Q2.園長との関係構築において具体的にどのような課題がありますか。(複数回答)」(n=25)と質問したところ、「園長が意見を聞いてくれない」が52.0%、「園長にリーダーシップがない」が44.0%、「園長が現場を把握できていない」が36.0%という回答となりました。
Q2.園長との関係構築において具体的にどのような課題がありますか。(複数回答)
<2024年(n=25)>
- 園長が意見を聞いてくれない:52.0%
- 園長にリーダーシップがない:44.0%
- 園長が現場を把握できていない:36.0%
- コミュニケーションが少ない:32.0%
- 仕事を正当に評価してくれない:32.0%
- 園の運営方針が合わない:16.0%
- その他:12.0%
<2021年(n=34)>
- コミュニケーションが少ない:50.0%
- 園長が意見を聞いてくれない:50.0%
- 仕事を正当に評価してくれない:44.1%
- 園長にリーダーシップがない:41.2%
- 園長が現場を把握できていない:41.2%
- 園の運営方針が合わない:20.6%
- その他:2.9%
■「園長の好き嫌いで職員に対する態度が違いすぎる」や「報連相が全て出来ていない」などの課題も
Q1で「全く良好でない」「あまり良好でない」と回答した方に、「Q3.園長との関係構築においてQ2以外の課題があれば教えてください。(自由回答)」(n=25)と質問したところ、「園長の好き嫌いで職員に対する態度が違いすぎる」や「報連相が全て出来ていない」など17の回答を得ることができました。
<2024年(n=25):自由回答・一部抜粋>
- 園長の圧がすごい。職員が委縮してしまい、おかしいと思うことでもイエスマンにならざるを得ない。
- 考えが古い。
- 意見があわない。聞こうとしない。
- 園長の好き嫌いで職員に対する態度が違いすぎる。園長の独断がすぎる。
- 報連相が全て出来ていない。
<2021年(n=34):自由回答・一部抜粋>
- 園児の育成方法の意思統一が図れていない。
- 園長の一貫性のない理想論に振り回されている。園長が自身を振り返るような制度、また保育士が園長を評価できるような、保育士や保護者から匿名で意見できる、透明性のある制度の構築が必要。
- 諦めている。
- 本音がわからない。もっとコミュニケーションが取れたら、違うのかもしれない。
- 園長が現場の声や日々の子どもとの信頼関係を無視して、保育に対して口出しをしてくる。
- 全員に対等な態度をとるべき。
- 仕事の量がおおすぎる。
- 仕事以外の会話がない。
■園長との関係性が仕事に与える影響、「満足度」では78.3%、「ストレス」では71.7%が、その影響を実感
「Q4.園長との関係性は、仕事の満足度・ストレスに影響がありますか。(マトリクス形式)」(n=106)と質問したところ、満足度は「非常に影響がある」が26.4%、「やや影響がある」が51.9%、ストレスは「非常に影響がある」が34.0%、「やや影響がある」が37.7%という回答となりました。
Q4.園長との関係性は、仕事の満足度・ストレスに影響がありますか。(マトリクス形式)
<2024年(n=106)>
満足度
- 非常に影響がある:26.4%
- やや影響がある:51.9%
- あまり影響がない:14.2%
- 全く影響がない:7.5%
ストレス
- 非常に影響がある:34.0%
- やや影響がある:37.7%
- あまり影響がない:20.8%
- 全く影響がない:7.5%
<2021年(n=110)>
満足度
- 非常に影響がある:33.6%
- やや影響がある:47.3%
- あまり影響がない:18.2%
- 全く影響がない:0.9%
ストレス
- 非常に影響がある:41.8%
- やや影響がある:38.2%
- あまり影響がない:16.4%
- 全く影響がない:3.6%
■64.1%が、園長との関係性は「自身の転職・退職に影響がある」と回答、2021年比13.2ポイント減
「Q5.園長との関係性は、ご自身の転職・退職に影響がありますか。」(n=106)と質問したところ、「非常に影響がある」が27.3%、「やや影響がある」が36.8%という回答となりました。
Q5.園長との関係性は、ご自身の転職・退職に影響がありますか。
<2024年(n=106)>
- 非常に影響がある:27.3%
- やや影響がある:36.8%
- あまり影響がない:21.7%
- 全く影響がない:14.2%
<2021年(n=110)>
- 非常に影響がある:31.8%
- やや影響がある:45.5%
- あまり影響がない:18.2%
- 全く影響がない:4.5%
■勤務先の園長のタイプ、2021年と同じく「民主型」が最多、2位以降が入れ替わる結果に
「Q6.あなたがお勤めの園長のタイプを教えてください。」(n=106)と質問したところ、「民主型(職員からの意見や提案を受け入れ、組織の方針に反映するタイプ)」が18.9%、「コーチ型(職員1人1人をよく把握し、各自の能力向上を支援するタイプ)」が16.0%という回答となりました。
Q6.あなたがお勤めの園長のタイプを教えてください。
<2024年(n=106)>
- 民主型(職員からの意見や提案を受け入れ、組織の方針に反映するタイプ):18.9%
- コーチ型(職員1人1人をよく把握し、各自の能力向上を支援するタイプ):16.0%
- 関係重視型(目標達成のために、信頼関係構築を重視しているタイプ):15.1%
- ビジョン型(目標やビジョンを明確にし、それに向かってメンバーを導くタイプ):13.3%
- 強制型(全ての決定権をリーダーが握り、目標達成を目指すタイプ):9.4%
- ペースセッター型(目標達成の際、自らが進んで手本を見せ、メンバーを導くタイプ):4.7%
- あてはまるものはない:22.6%
<2021年(n=110)>
- 民主型(職員からの意見や提案を受け入れ、組織の方針に反映するタイプ):24.5%
- コーチ型(職員1人1人をよく把握し、各自の能力向上を支援するタイプ):15.5%
- 関係重視型(目標達成のために、信頼関係構築を重視しているタイプ):11.8%
- ビジョン型(目標やビジョンを明確にし、それに向かってメンバーを導くタイプ):13.6%
- 強制型(全ての決定権をリーダーが握り、目標達成を目指すタイプ):16.4%
- ペースセッター型(目標達成の際、自らが進んで手本を見せ、メンバーを導くタイプ):5.5%
- あてはまるものはない:12.7%
■まとめ
今回は、現役保育士106名を対象に、【2024年版】「チームビルディング」に関する実態調査を実施しました。
まず、現役保育士の23.6%が、園長との関係性が「良好ではない」と回答していますが、2021年からは7.4ポイント改善しました。しかし、依然として、「園長が意見を聞いてくれない」(52.0%)や「園長にリーダーシップがない」(44.0%)といった課題が残っています。また、園長との関係性が仕事に与える影響については、「満足度」では78.3%(2021年比2.6ポイント減)、「ストレス」では71.7%(2021年比8.3ポイント減)が、その影響を実感していることが分かりました。さらに、64.1%が、園長との関係が「自身の転職・退職に影響がある」と回答しており、2021年から13.2ポイント減少しています。最後に、勤務先の園長のタイプを訪ねたところ、「民主型」が18.9%で最多、次いで「コーチ型」が16.0%で、2021年と比較して2位以降が入れ替わる結果となりました。
今回の調査では、勤務先の園長との関係性が、保育士の満足度や離職意向に影響する実態が明らかになりました。依然として多くの課題は残っていますが、2021年の前回調査から改善傾向も見られました。このことは、組織や雇用そのものに対する考え方が多様化する昨今において、園長や管理職の方々が変化に対して巧みに工夫しながら組織をマネージメントする努力が現れた結果であると感じます。少子化の背景もあり、保育人材の確保は今後も大きな課題として立ちはだかります。時流に応じたリーダーシップの強化とコミュニケーションの円滑化が引き続き求められます。
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■「子ねくとラボ」について
「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。
事業名 :子ねくとラボ
事業責任者 :末廣 剛
URL :https://konnect-labo.jp/
サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス
・保育施設向け研修&巡回サービス
・保育専門実証実験 コーディネートサービス
・スタートアップ支援サービス
■会社概要
会社名 :株式会社 明日香
設立 :1994年8月30日
代表取締役:萩野 吉俗
所在地 :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F
事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
■自治体と連携した子育て支援事業
(児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
■保育に関わる人材の派遣・紹介
(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
■居宅訪問型子育て支援
(ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)
■臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)
■保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)
■新規保育事業の開発及びコンサルティング
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