HOMEビジネス ‟まちの未来”をめぐるテーマは防災、環境など……都市再開発の取り組み5選

‟まちの未来”をめぐるテーマは防災、環境など……都市再開発の取り組み5選

U-NOTE編集部

2024/10/26(最終更新日:2024/10/26)


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日本では、敗戦復興をきっかけとして各地で大規模な都市開発が行われました。高度経済成長期(1955年~1973年頃)に建設されたビルなどが老朽化し、建て替え時期を迎えています。

また、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)などを経験したことから、自然災害の脅威に備える必要性が各地での再開発を後押しします。

街の利便性を高めるだけでなく、過去・現在・未来を見据えた都市再開発を取り上げた5つのU-NOTE配信記事を紹介します。

自治体と連携した災害に強いまちづくり

JR東による城南エリア再開発 2026年開業を目途に大井町駅周辺に都市生活共創拠点を建設

リニア中央新幹線(品川~名古屋区間)の2027年開業にあわせて、品川駅西口などの整備や再開発が進んでいます。

JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)は、東京の城南エリアに位置する浜松町駅から大井町駅間の各駅を擁する地域を「広域品川圏」として、駅を中心としたまちづくりを推進。

その1つである大井町駅周辺の再開発プロジェクト「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」は、品川区と連携して「災害に強いまちづくり」を行っているといいます。

五輪競技会場がレジャー施設に再生

東京オリンピック跡地が複合型スポーツレジャー施設に スケートボードなど6種目を楽しめる

2021年に行われたオリンピック東京2020大会の競技会場や選手村など関連施設跡地。その再開発がさまざまに行われています。「東京ベイゾーン有明エリア」に整備されたかつての競技会場が、10月12日に生まれ変わりました。

競技が実際に行われたスケートボードパーク、3×3バスケットボールコート、ボルダリングウォールを設置したボルダー棟といった設備にくわえて、ランニングスタジアム、ロープアスレチック、ピックルボールコートを新設。子どもや初心者の大人でも楽しめるスポーツ施設だといいます。

「お茶」が人をつなぐオフィスビル

働く人・入居企業の「ウェルビーイング」をお茶で向上 東京・八重洲再開発プロジェクトの新オフィスビルに「オフィスで茶の間」サービス導入へ

日本屈指のオフィス街である東京駅八重洲口周辺でも、大規模再開発が進んでいます。

このプロジェクトではウェルビーイング(心身ともに満たされたよい状態)を達成することが目標の1つとして掲げられていて、お茶を中心にビジネスパーソンのつながりを創出しようというサービスが導入されるといいます。

循環型社会の実現を目指す‟くらし”とは

日本初! 三井不動産レジデンシャル、ごみ減量と資源循環による収益を街づくりに還元するモデルを運用開始

幕張新都心の未利用地を大規模複合再開発した「幕張ベイパーク」。全棟開業は2026年となりますが、すでに竣工した3棟2,072戸のマンションで、ごみ減量と資源循環による収益をまちづくりに還元するモデルが導入されました。

マンション居住者から持ち込まれた不要品(衣類や雑貨、ホビー用品など)からうまれた収益を、住民の要望に応じた施設やサービスなどの街づくりに還元するという三井不動産レジデンシャル株式会社らによる取り組みです。

東京の「奥座敷」を再生させよう

廃墟化した温泉街の再生に産官学金で取り組む「廃墟再生マルシェ」9/22-23開催【群馬・水上温泉】

都心部からのアクセスにも恵まれ高度成長期からバブル期にかけて「関東の奥座敷」として栄えた水上温泉街。時代は移り変わり、高層化・大型化した旅館やホテルが廃墟として点在しているといいます。

2021年度から産・官・学・金(株式会社オープンハウスグループ・みなかみ町・東京大学大学院工学系研究科・群馬銀行)が連携して街を再生しようと調査・研究に取り組む「みなかみ廃墟再生プロジェクト」を紹介しました。

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