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駅の安全を守るAI警備システムを開発 小田急線柿生駅・玉川学園前駅で実証実験

澤田真一

2024/10/25(最終更新日:2024/10/25)


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株式会社アジラが開発したAI警備システム「AI Security asilla」を用いた実証実験が、小田急線柿生駅・玉川学園前駅にて10月10日から2025年1月まで実施されます。

駅構内に設置した監視カメラの映像を、AIが解析して係員に通知。

従来は駅員や警備員が行っているさまざまな確認を担うDXシステムだといいます。

駅の保安・警備体制を構築

実証実験では対象2駅に備えられた構内カメラ全20台とシステムを連携させ、さまざまな異常・不審行動を検知するとのこと。

乗客同士の揉め事、長時間滞留、不法侵入などは鉄道の安全を脅かす可能性があり、なかには鉄道事故を招く要因となりうることも……。

また、ホームからの飛び降り、自転車・スケートボードの乗り入れ、エスカレーター設備などもチェック対象に含まれるそうです。

白杖や車椅子の利用者も検知対象

駅の防犯や事故防止をめぐる危険事象を感知するだけでなく、乗降客数のカウントなど混雑状況を検出した雑踏警備や、白杖・車イス利用者など手助けを必要とする人への対応を係員に導く仕組みが設けられているそうです。

システム開発事業者である株式会社アジラと、小田急電鉄株式会社、小田急線の鉄道警備を担う株式会社小田急ビルサービスの3社によるこの実証実験。

鉄道運行に従事する係員が2035年度に30%減少(2020年度比)した場合でも、安全な運行、安心できる駅運営を継続できる体制を構築しようという取り組みだといいます。

なお、この実証実験で得た画像データは3社が厳正に管理し、検証目的以外で使用することはないと伝えています。

<参照>

行動認識AIで社会へ安全と安心を届けるアジラ、小田急の駅構内カメラを解析し実証実験をスタート

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