HOMEライフスタイル スーパーに冷蔵ロッカーを配置 従業員が選別した寄贈ロス食品を子ども食堂へ

スーパーに冷蔵ロッカーを配置 従業員が選別した寄贈ロス食品を子ども食堂へ

澤田真一

2024/10/31(最終更新日:2024/10/31)


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日本でも大きな問題になっている食品ロス。その解消を目指すと同時に、子どもの福祉にも焦点を当てるという実証実験が、東京都足立区のライフ扇大橋駅前店で実施されています。

この実証実験は、一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会と株式会社ライフコーポレーション、ネッスー株式会社の3者が行っています。

「セルフ受け取り」を完備

日本では、年間約472万トンの食品が廃棄されています(環境省による2022年度の推計)。そのうち、スーパーマーケットなどの小売店による廃棄量は約49万トンに上るそうです。

この実証実験では、廃棄される食品を同社従業員が選定、寄贈品受け渡し用に設置した冷蔵ロッカーに一時格納します。受け取り参加の団体・個人は、専用アプリから必要な食品を選択し、ポイントで決済。冷蔵ロッカーから、寄贈食品を受け取ります。決済用のポイントは、無償で付与されるそうです。

11月末まで実証実験

この実証実験は10月7日から11月30日まで実施し、食品ロスの約8割を占めるという農産品および日配食品(※)の廃棄を抑えるといいます。

小売店での食品ロス発生量とそこに含まれる農産品・日配食品の割合、さらに寄贈実現率からの試算でおよそ30万トンのロス食品を削減できる見込みだと伝えられています。

受け取り側として、ライフ扇大橋駅前店近隣の子ども食堂4団体、およそ20の支援を必要とするひとり親世帯が参画し、足立区と連携して実施されます。

(※)日配食品:乳製品や大豆製品、パン類など毎日仕入れがある(配送されてくる)商品

<参照>

食品ロス削減月間の10月から、SFA、ライフコーポレーションおよびネッスーが連携し、ライフ店舗で食品寄贈の実証実験を開始

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