株式会社東京商工リサーチが、2024年度上半期(4〜9月)の全国の企業倒産に関する調査結果を公表しました。
調査結果によると、企業の倒産件数は10年ぶりに5,000件台を示しました。
また、北海道・東北・関東・中部・北陸・近畿・中国・九州(沖縄を含む)全ての地方で倒産件数が増加しているといいます。
倒産件数は前年同期よりも増加
2024年度上半期の全国企業倒産件数(負債額1,000万円以上)は、5,095件。これは前年同期に比べて17.8%の増加だといいます。
なかでも9月は、前年実績を3年連続で上回る件数だったといい、2014年以来10年ぶりに800件台だったそうです。
同月の負債総額に目を向けてみると、1兆3,754億100万円、前年同期から13.8%減少しています。
これは、比較対象とされる2023年9月にパナソニック液晶ディスプレイ株式会社が倒産しており、その負債総額が5,836億円だったことが減少の理由だと伝えられています。
金融・保険業以外の業種で倒産増
最後は2024年度上半期の産業別倒産件数です。こちらは10産業のうち、金融・保険業を除く9産業で前年同期を上回りました。
サービス業他の倒産件数は1,693件。前年同期比15.3%増、構成比33.2%です。これは1995年度以降の30年間で最多となる数字です。
その次に多かったのは建設業の964件。前年同期比13.1%増で、3年連続で前年同期を上回る結果です。
<参照>
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