HOMEライフスタイル 不要品を救出・清掃・リメイクして再販売 富山県高岡市に「リユース品」展示販売する倉庫がオープン

不要品を救出・清掃・リメイクして再販売 富山県高岡市に「リユース品」展示販売する倉庫がオープン

Kotaro Kawanami

2024/10/31(最終更新日:2024/10/31)


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リサイクル事業を展開する株式会社荒木商会は、新会社「ROKA STYLE」を立ち上げ、家屋などの片付け時に発生するリユース品を洗浄・清掃・リメイクし陳列、販売する倉庫を富山県高岡市にオープンしました。

環境負荷軽減と新しい価値の創出が目的

リユース品として引き取っているのは、普段であれば捨ててしまうような壊れた物・古い物・戦前の物などだといいます。

倉庫内に1度不要となった古いタンスや棚、おちょこ・本・雑誌・ゲームなど昔ながらの品々を陳列して、ROKA STYLEが再販売しているとのこと。

社名の「ROKA」は「濾過」とかかっており、環境負荷を抑えつつ、不要とされる物品を「救出」「清掃」「リメイク」して新しい価値を創出することを目的としているそうです。

1階から2階にかけて「濾過」を表現

倉庫では、1階から2階にかけて不要品が「濾過」されていくさまを表現しているそうです。その象徴ともいえる「単管の門」は、「濾過」を象徴する網目をモチーフにしています。

「濾過」という言葉を、純粋にキレイになるという意味だけでなく、モノの価値が変わっていく・見直されていくこととしてとらえ、空間とモノで表現しているといいます。

1階では家財整理から出てきた物品がそのままの状態で展示。なかにはホコリをかぶったままの状態のモノもあり、「掘り出し物」を見つける楽しさを味わえるといいます。

2階は洗浄・清掃を行い、使える状態になった物品がディスプレイされています。空間のなかで実際の生活に溶け込むようにコーディネートしているそうです。

また、併設したギャラリーでは、モノの本質について考えられるような展示やワークショップも開催しているとのこと。

今後の展開は?

同社は、初年度で年間5,000店の廃棄物削減を目指すそうです。

今後の展開として、法人向けのビジネス展開を強化し、「起業したい人」や「仕入れをしたい人」など、ニーズに合わせたリユース品集め・活用の体制を整えるとしています。

また、「これを探している」「こんな物があったらいい」といった利用者の声にも耳を傾けるなど、新たなサービス展開を模索するとのこと。

<参照>

「廃棄物を100%ゼロにする」環境負荷を最大限に抑えるレトロ倉庫を富山県高岡市にOPEN!

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