HOMEライフスタイル 眠気を測定するAIツールを試験運用 データからスコアを算出“居眠り”事故を防止

眠気を測定するAIツールを試験運用 データからスコアを算出“居眠り”事故を防止

青木一真

2024/10/28(最終更新日:2024/10/28)


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クルマの運転中に眠くなったことがあるという人は、少なくないことでしょう。事故に至らないレベルで「ヒヤっとした」ことがあるという人も……。

バスやタクシー、配送などのドライバーだけでなく人の命を預かる医療従事者や、工場や工事現場といった命に係わる事故が起こりかねない業種で働く人びとにとって、眠気の管理は重要です。

株式会社アドダイスは、ヘルスケアAI「ResQ AI」に実装する「眠気スコア」の試験運用を行います。

「ResQ AI」は、同社独自のAI基盤技術「SoLoMoN(R) Technology(ソロモン・テクノロジー)」を活用した健康・医療分野のツールだといいます。

眠気スコア実装に向けて

この試験運用は、運輸・運送業、倉庫業などの「従業員の眠気対策を必要とされている業種」を対象に実施。観光バスでの実証実験は2024年2月から開始されているそうです。運転を主な業務内容とする労働者の「居眠り運転防止」が目的です。

利用者がスマートウォッチを装着することで、心拍数・呼吸数などのバイタルデータがスマートフォン経由で「ResQ AI」に送信されます。そして、「ResQ AI」がその情報から「眠気スコア」の実測値と予測値を提示するという仕組みです。

AIによる算出データで判断

同社は「眠気の予兆を知らせることで、大事故にもつながるドライバー・乗務員の居眠り運転を回避するために、AIを活用し安全・安心な輸送・運送の実現に寄与いたします」とも伝えています。

<参照>

AIでドライバーなどの眠気を予測!アドダイス、ResQ AI「眠気スコア」トライアル参加企業を募集

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