音楽と映像で集中力アップをサポート　コクヨ・VIE・東京建物が可動式ブース「VIE POD」を共同開発

ひのあかり

2024/10/17（最終更新日：2024/10/17）

目次: +映像・音楽の力でパフォーマンスを向上; +ブース内部の仕組みは？

「仕事の集中力がなかなか上がらない……」と悩んだことはありませんか？

今回開発された、音楽や映像で脳に刺激を提供する可動式ブース「VIE POD」であれば、そんなお悩みも解消してくれるかもしれません。

コクヨ株式会社（以下、コクヨ）、VIE株式会社、東京建物株式会社が共同で開発し、9月下旬から販売を開始しました。

映像・音楽の力でパフォーマンスを向上

「VIE POD」は、ワーカーのパフォーマンスとウェルビーイングの向上に向けて開発されたという可動式ブース。

ブースの中でアプリケーションを使用することで、映像と音楽の刺激により集中力やリラクゼーションなどの付加価値を提供するものだそうです。

同社らによれば、少子高齢化が進み、将来的にさらなる人手不足の深刻化が予想されるなか、喫緊の課題となっている従業員の生産性向上・現代社会における情報量急増による脳疲労の蓄積とそれに起因する集中力低下などが問題となっているといいます。

こうしたなか、ワークスタイルに新しい価値観を示していきたいという考えのもと、3社での「VIE POD」共同開発が実現したとのこと。

コクヨの既存商品「WORKPOD FLEX」をベースに、VIEが配信する「ニューロミュージック」（脳波への影響が科学的に実証された音楽）と映像コンテンツを取り入れ、理想的なコンディションをサポートするとし、東京建物のオフィスビルなどで商品検証中だそうです。

ブース内部の仕組みは？

ブース内には、高音質サウンドバーと31インチの大画面モニターなどが標準装備されているといいます。

操作用タブレットでアプリケーションを操作することで、なりたい感情や気分に導いてくれるニューロミュージックと映像体験が可能。

アプリケーションでは、作業状態（仕事・クリエイティブ・ブースト）や気分（CHILL・ZONE）がコンディションに合わせて選択できるそうです。

さらに、約40秒ごとに室内の空気が入れ替わるという換気効率に優れた機械給気方式を採用するなど、ワーカーの安心と快適性にも配慮されているとのこと。

現在は、「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の入居オフィステナントのワーカー向け共用設備として提案のみですが、今後は個別案件での提案もしていく方針だといいます。