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三井不動産×日鉄興和不動産が都内最大規模の物流施設を竣工 緊急一時退避場所やドローン実験場も併設

西 並子

2024/10/24(最終更新日:2024/10/24)


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都営三田線・西台駅(東京都板橋区高島平)から徒歩10分、延床面積約7万7,400坪という都内最大の物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が竣工しました。

この施設は三井不動産株式会社・日鉄興和不動産株式会社らが計画。環境負荷の低減と再生エネルギー活用の取り組みを強化した「街づくり型物流施設」だといいます。  

好立地に建てられた都内最大規模の物流施設

「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」は、東京都板橋区の工業専用地域にある日本製鉄株式会社の工場跡地に建てられた、地上6階建ての物流施設です。

敷地面積約9万1,000㎡、延床面積は 約25万㎡超、ワンフロア約3万6,000㎡という都内最大規模を誇るとのこと。敷地内には物流施設併設型ドローン実証実験の場「板橋ドローンフィールド」を開設する予定です。

また、都営三田線の西台駅から徒歩10分という利便性や、周辺5km圏内に約106万人が居住していることから、雇用確保に有利だとしています。

物流拠点としては、首都高速5号池袋線の中台ICまでは約2.7kmという立地から、都心部への物流インフラとしても高いアクセス性を誇ると伝えています。

洗練された外装と機能性に優れた内装

外装デザインには、オーストラリアのデザイン事務所JACKSON TEECEを起用。そのコンセプトは「White Waves」ということです。

内装は日本製鉄の鋼管パイプをモチーフとして採用。施設にほど近い新河岸川の流れや、土地の歴史継承を表現しているそうです。

梁下有効天井高5.5m・床の積載荷重が1.5t/㎡という汎用性の高い大型倉庫や、国際基準の大型車両に対応する積み下ろしスペースなどの最新鋭の設備を備えています。さらに、効率的な配送のために東西2つの傾斜路が設けられています。

また、免震装置や72時間対応の非常用発電機などによるBCP(自然・人的災害発生時における事業継続計画)対策、入退館管理や24時間常駐の防災センターなどのセキュリティー対策がされている点も特徴とのこと。

働く人びとに向けて、ラウンジやドライバー休憩室・有人コンビニ・Web会議用ブースなどを設けることで、就業環境の向上を目指しているともいいます。

屋外施設も充実

周辺地域の在来種を基本とした計573本の樹木・約50種類の植栽による、約2万5,000㎡の緑地エリアを整備しています。

あそび道具・おもちゃを販売する株式会社ボーネルンドが監修した遊具を設置する広場や、イベント開催するための広場などでは地域住民の交流する場となることを目指すそうです。

また、東京都では初となる物流施設併設型のドローン実証実験施設「板橋ドローンフィールド」を開設し、ドローン産業の発展を支援するともしています。

国内初・官民連携による「高台まちづくり」も

さらに、今回の「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」では、板橋区とともに河川氾濫などの水害に強い安心・安全なまちを実現するため、国内で初めて官民連携による「高台まちづくり」を実施中とのこと。

緊急着陸用のヘリポートとしても活用可能な高台広場や、約1,000人を収容可能な緊急一時退避場所を整備したほか、災害時に必要な飲料水や非常食などを保管する「板橋区災害時配送ステーション」を設置したそうです。

<参照>
三井不動産×日鉄興和不動産 都内最大の街づくり型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」竣工

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