HOMEビジネス 都心のホテル屋上で生まれたハチミツが製品化 独自の循環型環境保護システムで展開【野村不動産ホテルズ】

都心のホテル屋上で生まれたハチミツが製品化 独自の循環型環境保護システムで展開【野村不動産ホテルズ】

佐々木 佳

2024/10/16(最終更新日:2024/10/16)


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野村不動産ホテルズ株式会社が運営する「庭のホテル 東京」(東京都千代田区)は、屋上での養蜂に成功し、2024年10月からオリジナルの蜂蜜「庭のはちみつ」の提供を始めました。

ホテル敷地内から集めた落ち葉を腐葉土に加工し、野菜やハーブを屋上で栽培。その菜園でのメロンやカボチャなどの果菜類の受粉促進するために養蜂を取り入れているそうです。

地上約53mでの養蜂に成功

2022年秋から始まったという一連の取り組みは「eco庭」プロジェクトと名付けられています。養蜂は2024年2月からから始めたということです。

地上約53mという高さでの養蜂には当初懸念もあったといいますが、5月には13kgの蜂蜜採取に成功。その後も順調に生産量を増やし、8月までに合計73kgを収穫したということです。

レストランの朝食などで提供し瓶詰めも販売

収穫した蜂蜜は「Spring」「Summer」の2種類として、120gの瓶詰めがそれぞれ税込み価格4,980円で販売されます。

また、ホテル内レストラン「ダイニング 流」で提供される朝食ブッフェのメニューやオリジナルドリンクなどにも活用しているそうです。

都心部での生物多様性向上にも貢献へ

そのほかにも「eco庭」プロジェクトでは、宿泊客が廃棄したスーツケースをプランターとして再利用するなど、環境への配慮と持続可能な運営を目指し、自然との調和を大切にしたライフスタイルを提案するといいます。

また、ミツバチの行動範囲内には皇居や小石川後楽園、上野恩賜公園などが含まれ、都心部での生物多様性の向上にも貢献しているとしています。

庭のホテル東京では、今後も地域との連携を深めながら、プロジェクトをさらに発展させていく方針です。

<参照>

ホテル15階屋上での養蜂プロジェクトが成功!庭のホテル 東京から生まれた「庭のはちみつ」10月より販売・提供開始

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