アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社は、独自機能「Good Job ボーナス」搭載のスポットバイトサービス「スポットバイトル」を10月1日から開始しました。
需要高まるスポットワークの時給課題に対応
昨今、働き方の多様化拡大にともない、空いた時間を有効に活用できるスポットワークにも注目が集まっています。
ワーカーは自分のスケジュールに合わせて柔軟な働き方ができ、企業側は急な欠員補充に対応できるなど、双方にメリットがある一方で、円安・物価高による家計のひっ迫などの社会情勢が拡大の背景にはあるといいます。
そのため、スポットワーク求人の時給相場が低いことが課題として挙げられているそうです。
「スポットバイトル」は、この課題解消に対応するため日本初(※)だという独自機能「Good Job ボーナス」を搭載したサービス。勤務終了後にワーカーに対して事業主(企業)から「Good」評価を受けると、時給に上乗せしたボーナスが支給されるシステムとのことです。
※ 同社調べによる。
例えば、勤務給与7,000円の仕事で「Good」評価を受けた場合、その10%にあたる700円がボーナスとして加算され、計7,700円が支払われるといいます。
この場合、事業者(企業)は手数料を含め9,100円をバイトル側に支払っていますが、この手数料からボーナス分をバイトルが負担するため、企業が負担する額は変わらないとのこと。
さらに、ワーカーに対して「Good」評価でなかった場合、企業は手数料からボーナス同等額の割引を受けられるそうです。
同社は、この仕組みにより、ワーカー・事業主(企業)双方にWin-Winの関係を実現することができると伝えています。
多様な志向に対応するディップの方針
「バイトル」の応募者のうち約3割が単発の仕事へ応募しているといい、同社の調査では「シフトのバイトをしながら、空いた時間でスポットのバイトをしたい」とする回答が過半数の55%に上ることが明らかになりました。
このことから、同社はシフト制のバイトとスポットバイトを併用するニーズがある点に着目。
今後は、「バイトル」へ訪れたユーザーが、シフトとスポット両方のバイトを選ぶことが可能になり、「多様な志向をもつユーザーへ最適なサービスを提供していくことが可能」としています。
同社の取り扱う求人情報は120万件以上。「バイトル」掲載件数は52万件、職種は2024年9月時点で210職種に及ぶそうです。
これらの顧客基盤と全国2,000人の営業担当者が培ってきたアルバイト領域における経験・ノウハウを活用して、顧客企業が抱える課題対応と豊富な求人の選択肢をユーザーに提供していくことが可能になるとのことです。
<参照>
【日本初 】「Good Job ボーナス」でアルバイトの待遇・地位向上へ ディップ、「スポットバイトル」10月1日より開始
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