HOMEビジネス 上司・部下のコミュニケーション課題をエン・ジャパンが調査 業務内容以外のコミュニケーション頻度、部下層の2割以上が「減らしたい」

上司・部下のコミュニケーション課題をエン・ジャパンが調査 業務内容以外のコミュニケーション頻度、部下層の2割以上が「減らしたい」

西 並子

2024/10/15(最終更新日:2024/10/15)


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エン・ジャパン株式会社が運営する若手ハイキャリア向けスカウト転職サービス「AMBI」と、ミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」で、20~50代のユーザーを対象に「上司・部下間のコミュニケーション」についてアンケートを実施しました。

上司・部下ともに7割が課題を実感

「現在の上司または部下とのコミュニケーションについて課題を感じますか?」という質問では、「大いに感じる」という人が36%、「どちらかといえば感じる」という人は34%で、合計70%の人が上司や部下とのコミュニケーションに課題を感じているという結果になりました。

具体的な課題について複数回答で聞いてみると、上司の立場では「相手との精神的な距離を感じる」が40%で最多でした。

部下の立場ではもっとも多かったのは「指示・指導がわかりにくい」が48%でした。続く回答も、「相談や質問をしづらい」が46%、「相手との精神的な距離を感じる」が44%でした。

上司も部下も、コミュニケーションの壁を感じていることがわかる結果となったことに加え、  部下からは指導に関する課題があることがわかります。

業務内容・業務内容以外のコミュニケーション頻度はちょうどいい?

現在の上司または部下とのコミュニケーション頻度についても質問しました。

業務内容についてのコミュニケーション頻度に関して「増やしたい」と回答した割合は、上司の立場の人のうち54%、部下の立場では49%で、上司部下間における大きなズレはないようです。

一方、プライベートの話や雑談など業務内容以外のコミュニケーション頻度については、上司の立場だと35%が「増やしたい」と回答し、部下の立場では27%でした。

業務内容のコミュニケーション頻度よりは、増やしたいと思っている人は少ないようです。

逆に同設問において、「減らしたい」という人の割合は、上司の立場では8%だったのに対し、部下の立場では24%となりました。

業務内容のコミュニケーション頻度と比較すると、「増やしたい」と考える人は少なく、特に上司層の3倍もの人が業務内容以外のコミュニケーション頻度を減らしたいと考えているようでした。  

調査概要

・調査期間:7月1日~7月31日
・調査対象:「AMBI」または「ミドルの転職」を利用する20~50代のユーザー
・有効回答数:1,838人
・調査方法:インターネットによるアンケート

<参照>
1800人のビジネスパーソンに聞いた「上司・部下間のコミュニケーション」調査ー『AMBI』『ミドルの転職』ユーザーアンケートー

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