慶應義塾と研究メンバー企業9社が合同で、次世代のAIをリードする「慶應AIセンター」を設立し、9月24日に開所式をおこないました。
日吉キャンパスを拠点とする「慶應AIセンター」を設立
慶應義塾大学は4月9日にAI・ロボティクス研究で世界トップだという米国のカーネギーメロン大学とパートナーシップを発表しました。
このパートナーシップにもとづき、大学間の学術的な連携にくわえて、産業界のリーダー企業とも連携を取り、科学研究向けの生成AI研究やAI技術の進化の加速を目指し、「慶應AIセンター」を設立したそうです。
慶應AIセンターは慶應義塾大学の日吉キャンパスを拠点とし、理工学部の杉浦孔明教授がセンター長をつとめます。
言語や画像を学んだ基盤モデルの開発、基盤モデルをもちいたロボット研究、自律型AIと人との共生研究、科学的発見のためのAI研究などが進められる予定だと言います。
国内9企業が参画
研究メンバーとなる企業は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社ソニーリサーチ、株式会社トヨタシステムズ、KDDI株式会社、日本電気株式会社、ソフトバンク株式会社、東京海上ホールディングス株式会社、TOPPANホールディングス株式会社の9社です。
この9企業とともに、大学や産業界の研究者、学生たちを集めてAI研究をおこなうそうです。
また、この共同研究のプロジェクト協力企業として、マイクロソフトコーポレーションも参加するとのこと。
<参照>
【慶應義塾】慶應義塾大学がカーネギーメロン大学と産業界と連携、次世代のAI をリードする研究センターを設立
慶應義塾大学がカーネギーメロン大学と産業界と連携、 次世代のAIをリードする研究センターを設立|慶應義塾大学
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