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AIカメラがナンバーを自動認識・決済する駐車場システム 独自の画像認識技術活用の実証実験を北九州市で実施

澤田真一

2024/10/08(最終更新日:2024/10/08)


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独自のAIoTプラットフォームを活用した画像認識技術を用い、駐車場決済の自動化ソリューションを開発・提供する、UrbanChain Group株式会社(以下、UCG KK)は、福岡県北九州市内において自動キャッシュレス駐車場の実証実験を実施中です。

同実験は、北九州市からの支援を受けて同社AIカメラとドライバー向けアプリ「UrbanPass」を用いたサービス提供が行われるとのことです。

AIカメラがナンバーを認識

これは、駐車場に設置のカメラが車のナンバープレートを認識することにより、駐車券を発行しなくても正確な清算を可能にするシステム。ドライバーにとってはシームレスな出庫が実現し、駐車場管理者に対しては必要機材の最小限化というメリットが発生するといいます。

UCG KKは、AIカメラを用いた駐車場システムを開発しています。このカメラは車のナンバープレートを認識し、予め登録されている車両情報とそれに紐付けされているキャッシュレス決済を特定し、自動精算する仕組みです。迷惑駐車を検知する機能もあるといいます。

同カメラのナンバー認識率は約99.3%。ナンバーだけでなく、車両の色、タイプ、メーカーも認識するとのこと。

これにより、駐車券を発行しなくても正確な清算が可能になるといいます。ドライバーにとってはシームレスな出庫が実現し、駐車場管理者に対しては必要機材の最小限化というメリットへとつながるそうです。

使用する際には、ダウンロード不要のアプリ「UrbanPass」上で車両ナンバーや決済方法を登録必要があるとのこと。登録後は、ETCのようにゲートで止まることなく入出庫が可能になるほか、商業施設で利用したレシート読み込み機能で料金割引や無料化を自動適用させることも可能になるそうです。

また、駐車場管理者側は事業者向けポータル「UrbanPortal」を使い、駐車場の遠隔管理が可能に。利用者の利用状況分析や、周辺商業施設とのコラボ販促施策につながるなどのメリットが見込まれています

市内所有の遊休地を有効活用

当該駐車場システムの実証実験は、福岡県北九州市小倉南区下曽根4丁目にある同市所有の遊休地を活用して行われています。期間は11月30日(土)20時まで。

決済情報を一度入力しておけば、2回目以降は自動で決済を体験することが可能とのこと。

UCG KKは、「駐車場という場所が将来モビリティのハブを担う場所になると考え、持続可能な都市モビリティの変革に貢献していくことを目指しています」とコメントしています。

<参照>

香港発UrbanChain Groupが北九州市内にて自動キャッシュレス駐車場を期間限定で開設

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