HOMEライフスタイル “ダウンを超える温かさ”の新素材「テックフィルブレスサーモ」をミズノが開発 吸湿と発熱を備え、ウインタースポーツにも活用予定

“ダウンを超える温かさ”の新素材「テックフィルブレスサーモ」をミズノが開発 吸湿と発熱を備え、ウインタースポーツにも活用予定

川上雅結

2024/10/08(最終更新日:2024/10/08)


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ミズノ株式会社(以下、ミズノ)は、ダウンを超える温かさを実現するという新素材「テックフィルブレスサーモ」を開発しました。

「テックフィルブレスサーモ」とは?

新素材は、薄い不織布を何層にも重ねた構造で、柔らかさと膨らみがあり、ダウンよりも保温性に優れる中綿素材だといいます。

1993年に開発されたミズノ独自の吸湿発熱素材「ブレスサーモ」に水になじみにくい疎水加工を施すことで、湿気は吸いながらも水を吸いにくい素材の開発に成功したそうです。

結果、保温性の低下を抑制し、水濡れに強い素材となっているとのこと。

実用性の高い素材に

「テックフィルブレスサーモ」は、デッドエアと呼ばれる動かない空気を多くため込むことができ、ダウンを超える温かさを実現したといいます。

また、繰り返し洗濯をしても膨らみをキープし、水を吸いにくいことから乾きやすく、家庭でも繰り返し洗濯が可能なことも、特徴のひとつだそうです。

アニマルフリー貢献とウインタースポーツ活用へ

通常、ダウン製品を作るには水鳥の羽毛を使用し、その多くの場合が生きた水鳥の毛をむしり取る方法で採取しているのだといいます。

ミズノは、保温性や温かさにおいてダウンを超える新素材「テックフィルブレスサーモ」を開発したことで、脱ダウン化を後押しするとともに、サステナブルな未来の実現へ向けて、アニマルフリーで動物保護につながるような取り組みを目指す方針です。

また、同素材は、2024年秋冬シーズンからトレーニングウェアや寝具など多岐にわたる製品展開も予定。今後は、ウインタースポーツの競技団体にも納品される見込みとのことです。

サステナブルな未来の実現へ向けて、アニマルフリーで動物保護につながるような取り組みを目指す方針です。

<参照>

新素材『テックフィルブレスサーモ』を開発

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