ペットボトルキャップを使って遊べるというカプセルトイ「循環ガチャ」。
9月30日時点で「循環ガチャ」のModel-Sが全国23カ所に設置されており、新たに、ガラスびん・プラスチック容器の製造・販売などを行う日本山村硝子株式会社(以下、日本山村硝子)が、環境ビジネスに関する常設展示場「おおさかATCグリーンエコプラザ」(大阪市)の同社ブースにて、Model-Sよりもサイズが大きく、イベントでの用途を想定したModel-Lを日本で初めて設置しました。
この「循環ガチャ」は、リサイクルやアップサイクルに対して興味を持つきっかけづくりとして開発されたといいます。
循環ガチャとは?
循環ガチャは、3Dプリンタやペーパーカッターなどデジタルデータをもとに創造物を制作する技術「デジタルファブリケーション」による実証実験などを行う工房「ファブラボ広島安芸高田」と、LINEヤフー株式会社が運営するオープンコラボレーションハブ「LODGE」が共同で企画・開発。
ファブラボ広島安芸高田によると、ホームセンターなどで手に入る36(サブロク)板やMDF板、アクリル板、市販部品のみから構成されており、レーザーカットすることができれば、YouTubeで公開している組み立て動画を見ながら2時間程度で組み立てることができるといいます。
今回のModel-Lは、8月4日にファブラボ広島安芸高田が開催した「超大型ガチャ組み立てイベント」で、参加者たちが制作したものだそうです。
硬貨やコインを投入する代わりにペットボトルキャップを使用。プライズとして、同社を含む、ペットボトルキャップをアップサイクルしている全国の事業者が制作・販売しているカラビナやフィギュアなどがもらえるそうです。
総務省|情報通信白書(平成28年度)
資源循環の促進に貢献
日本山村硝子では、ペットボトルキャップのリサイクルプロジェクト「REBORN CAP PROJECT」を推進しています。
今回、「循環ガチャ」のModel-Lを常設設置した背景には、REBORN CAP PROJECTと循環ガチャがペットボトルキャップを起点とした循環型社会の実現を目指す点で合致したためだといいます。
同社は今後も、「REBORN CAP PROJECT」を活性化させるだけではなく、ファブラボ広島安芸高田とともにさまざまなリサイクルプロジェクトや環境に対する活動を取り組んでいく方針です。
<参照>
ペットボトルキャップのリサイクルを楽しく体験する「循環ガチャModel-L」を日本で初めて常設設置
循環ガチャを超大型にアップデートさせたモデルをオープンソースで公開しました
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