HOMEライフスタイル インバウンド客が快適に旅するために 小田急電鉄らが訪日客向けデジタル発券サービスを導入

インバウンド客が快適に旅するために 小田急電鉄らが訪日客向けデジタル発券サービスを導入

西原愛華

2024/10/03(最終更新日:2024/10/03)


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小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)は、Klook Travel Technology Limited(以下、Klook)と共同でインバウンド旅行者向けデジタルチケットサービスを開始します。

このサービスは、Klookオンラインサイトでチケットを購入すると小田急電鉄が運営する「EMotオンラインチケット」で発券できるというものです。

Klookとは

Klookは、旅行や体験などを予約できるプラットフォーム。月間6,500万人が訪問するというオンラインサービスで、世界各地の旅行先で必要となるチケット類などを50万点以上取り揃えているそうです。

しかし、予約を確保していても紙チケットへの引き換えの手間が生じていたと同社。混みあった窓口に並ぶなど、旅行中の限られた時間を圧迫することを課題としてとらえていたといいます。

また、サービスを提供する事業者にとっても紙チケットの発券や、利用案内などにコストや時間を費やしていたそうです。

スマホ1つでチケット予約から利用まで完結

このたび、Klookと小田急電鉄が運営するオンラインチケットサービス「EMotオンラインチケット」が連携しました。増加するインバウンド旅行者にスムーズに対応することを目指した取り組みだといいます。

その利用方法は、Klookで予約・購入したチケットを、EMotオンラインチケットでデジタルチケットとして発券。

EMotオンラインチケットは、現在、日本語・英語・繁体字・簡体字・韓国語5カ国語に対応しています。

デジタルチケットを利用するときは、その券面に記載される「2次元コード」を改札などに設置された読取端末にかざすか「アニメーション画像」を係員に提示するそうです。

 

小田急鉄道から西武鉄道まで取り扱い予定

9月24日のサービス開始時点では、小田急電鉄が販売する「デジタル箱根フリーパス」の取り扱いのみですが、今後は、西武鉄道株式会社が扱うチケット類も利用できるようになるといいます。

また、小田急公式サイト以外でインバウンド旅行者に向けたデジタル箱根フリーパス発券は、今回が初の試みになるそうです。

2030年度には、サービス連携事業者を50社に拡大し、インバウンド旅行者のストレス軽減となるプラットフォーム構築を目指していきたいといいます。

<参照>

9月24日小田急電鉄とKlookがインバウンド旅行者向けデジタルチケットサービスを開始!交通・体験等チケットのバウチャーを現地窓口で紙券に引き換える手間を不要に

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