HOMEビジネス 面接前に内定判定が出る!?  ABABAが開始する就活版全国共通模試「REALME(リアルミー)」とは?

面接前に内定判定が出る!?  ABABAが開始する就活版全国共通模試「REALME(リアルミー)」とは?

川上雅結

2024/10/03(最終更新日:2024/10/03)


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就職支援サービスを提供する株式会社ABABAが就活版全国共通模試サービス「REALME」を提供開始しました。

30分ほどのAIとの面接で、自分の志望企業の内定判定をA+からEまでの10段階評価で示すというサービスです。

使い方は?

就活生は無料で利用ができ、チケット1枚で1度のAI面接を受けられます。登録時にチケット2枚が配布され、プロフィール登録や友達紹介でチケットを増やすこともできます。

利用方法は「REALME」でAIと音声対話による面接を実施。その対話内容をもとに、新卒採用において重要視される35の項目から14の能力を点数化。

結果を見たい企業を選択すると、企業の内定判定を確認できるのだといいます。

14の能力グラフと35の項目

AI面接で測られた「就活生自身の能力」と「志望する企業の最終面接まで進んだ就活生の平均能力値」を比較できるほか、就活生へは14の能力ごとのフィードバックも受けることができるそうです。

さらに、志望企業の合格ラインを超えている就活生とAIの対話内容や、自分と同じ経験・アピールポイントについて話した就活生の自己PR・ガクチカ・価値観などをテキストで確認することも可能とのこと。

自己分析や面接対策を第三者のプロ目線から

同社によれば、一般的な就職活動における自己分析や面接練習は自身のなかで完結することになってしまいがちで、プロに相談したい就活生も多いといいます。

このニーズに応えるためのサービスとしては、人材紹介企業のキャリアアドバイザーによるアドバイス提供が存在しますが、同社代表取締役CEOの中井達也氏は「ビジネスモデルが紹介報酬制のため、学生をクライアント企業に送ることに重点が置かれがち」と実情を語りました。

こうした課題にも着目したという「REALME」。同サービスを活用することで、第三者目線から適格な自己評価を受けることが可能になると強調します。

また、合格ラインから逆算した自己分析も可能になり、より効果的に就職活動を進めることができるようになる点もポイントとのこと。

現役就活生がデモンストレーションを実施

9月24日に開かれた記者発表会では、現在、就職活動をしているという武庫川女子大学3年の伊藤あゆみさんが「REALME」を実施。

伊藤さんが学生時代に力を入れたこととして、インターンの経験を語ると、ナビゲーションキャラクターであるみらいモグラのミラーくんが内容を認識したうえで次の質問をしていました。

その結果発表では、伊藤さんの志望する複数企業の判定も確認。

伊藤さんは、「志望企業に合格した人との比較データを見て、自分では自覚していなかった強みを認識できた点がよかった」と使い勝手に満足した様子でした。

「ABABA」の既存データを活用

同社がこれまで提供してきたダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」では、累計学生7万人が登録し、170万通のスカウトが送られてきたのだといいます。

この実績から、新卒採用での最終面接の目的は大きく分けて「入社意向の確認」と「相対的な評価による優秀人材の抽出」の2つがあると分析。つまり、最終面接の手前での面接や面談・ES・Webテストにおける合格ラインは判明しているそうです。

「REALME」では、ABABA利用の企業のうち1,200社から評価項目の定量データを取得しています。このデータを基に「REALME」での内定判定につなげることで、就活生と企業側の双方における採用活動の効率を大幅に向上を目指していくとのことです。

<参照>

AI面接で内定判定を出す 就活版 全国共通模試『REALME(リアルミー)』提供開始

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