生成AIの活用が一般化してきている昨今。実際にビジネスのシーンにおいて生成AIを導入することで、業務効率はどれほど向上するのでしょうか。
インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ&AI株式会社は、AIトレンドに関する調査を8月に実施しました。本調査は、2023年11月の開始以降3か月ごとに実施していて、今回が4回目とのことです。
生成AIの認知度に対して、利用率は低い結果に
「生成AIを認知しているか」を尋ねると、生成AIを「非常によく知っている」「ある程度知っている」「少し知っている」と答えた人の合計は70.2%に上りました。今年2月・5月の数値からほとんど変化がなく、停滞が続いていることが分かります。
また、生成AIの利用状況については、「使ったことがある」と回答した人は38.4%でした。今年2月から5月にかけてはわずか0.2ポイント増だったものの、今年5月から今回にかけては4.7ポイント増えており、使用状況のわずかな上昇がうかがえました。ただ、認知度に対して利用率は依然低いといえる結果になっています。
生成AIの導入で業務はどう変わる?
生成AIの導入は、業務にどんな影響を及ぼしているのでしょうか。
複数回答でたずねたところ、「業務効率が大幅に向上した」が43.6%、「特定のタスクの品質が向上した」が38.5%でした。
一方、業務での生成AI利用拡大における課題の上位3項目は、「スキル不足」「技術的な制約」「予算の制約」との結果になりました。
最も回答の多かった「スキル不足」を解消し、業務で生成AIを有効活用するには、社員のスキル向上や教育が必要になってくるようです。
調査概要
調査テーマ:AIトレンドに関する自主調査
調査地域:日本国内
回答者数:1,103人
調査対象:15歳以上の男女
調査期間:2024年8月19日(月)~8月20日(火)
調査方法:オンライン調査
<参照>
生成AIの業務利用者の43.6%が「業務効率が大幅に向上した」と回答【GMOリサーチ&AI】
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