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ローソンが目指す“未来のコンビニ”の姿とは デジタル技術活用へ出資企業の三菱商事・KDDIが連携

川上雅結

2024/09/27(最終更新日:2024/09/27)


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三菱商事株式会社(以下、三菱商事)・KDDI株式会社(以下、KDDI)・株式会社ローソンは、「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始しました。

2024年2月に話題を呼んだ、KDDIによるローソン株の公開買い付けから3社は資本業務提携契約を締結しています。

三菱商事は、株式会社ローソンへの出資参画以降、20年以上にわたり原料調達や製造物流などサプライチェーンの支援を行ってきたそうです。

今後は、デジタル技術を強みにさまざまなサービスを提供するKDDIとの連携を更に強化していく方針を示しています。

リアルテックローソンテックで進化を

未来のコンビニを実現するために、どのような変革が行われるのでしょうか。

2030年度をめどとして、ローソンの店舗オペレーションを30%削減する計画が伝えられています。リテールテックを活用し、効率的な店舗運営と顧客の体験価値向上、従業員が「人にしかできない付加価値」を高めていくことにより集中できるという「リアルテックローソン」を目指すといいます。

(※)リテールテックとは、リテール(小売業)とテクノロジーを融合させた言葉で、具体的にはAIによる需要予測・IoTでの在庫管理・顧客の購買データ分析などを指します。

最終目標はハッピーローソンタウン

ローソンが描く未来のコンビニは単なる商品購入の場に留まりません。リアルテックローソンが街の中核をなすという「ハッピーローソンタウン」を誕生させることにチャレンジするといいます。

具体的には、過疎地や高齢者が多い地域に向けて自動配送やドローン配送を導入。

加えて、地域コミュニティのハブとしての役割を担うために、ケアマネージャーやフィナンシャルプランナー、医師などの専門家に相談できる窓口を店舗に設置することなどが挙げられています。

1号店は、KDDI本社移転先となる高輪を予定

KDDIは、2025年春の本社移転を公表しています。

それにともない、「TAKANAWA GATEWAY CITY」にローソンを2店舗開業し、リテールテックの実験ラボとして運営するそうです。

最新のAI技術やIoTデバイスを駆使した店舗運営が実施され、リアルタイムでの在庫管理や顔認識技術を利用した顧客サービスを導入する予定です。

テスト段階でのフィードバックを反映し、全国展開を目指すとのこと。

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