HOMEライフスタイル 無人自動配送ロボットを活用した実証実験を開始 ヤマト運輸、配送の「ラストワンマイル」における課題解決を目指す

無人自動配送ロボットを活用した実証実験を開始 ヤマト運輸、配送の「ラストワンマイル」における課題解決を目指す

前地美優

2024/09/24(最終更新日:2024/09/24)


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京セラコミュニケーションシステム株式会社とヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)とPackcity Japan株式会社は、「移動型宅配サービス」の実証実験を9月11日(水)から開始しました。

実証実験が行われる地域は、北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリア。3社は、地域特性に適した無人自動配送ロボットの社会実装に向けて、新たな配送サービスの実現を目指すといいます。

PUDOステーションとは?

PUDOは、駅・スーパー・コンビニエンスストア・ドラッグストア・駐車場などの施設に宅配便ロッカーを設置。利用客は24時間都合のいいタイミングで荷物を受け取ったり、送ったりすることができるというオープン型の宅配便ロッカーを指します。

ヤマト運輸|宅配便ロッカー PUDOステーション
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/pudo/

「移動型宅配サービス」の仕組み

この実証実験では、車道を走ることができる中速・中型無人自動配送ロボットに、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を搭載。

ロボットが配送する荷物はヤマト従業員が積み込むといい、走行中は遠隔で監視者がモニタリングし、状況に応じて遠隔操縦するそうです。

荷受する場合には、お届け通知から受け取り場所を選ぶさいに「宅配便ロッカー ヤマト運輸緑苑台実証実験用」を選択。ロボットが自宅付近の宅配スポットに接近すると通知が届き、パスワードを入れるだけの簡単な操作で、荷物の発送・受け取りができるとのことです。

ラストワンマイル配送の課題解決を目指す

物流問題のなかでも、利用客へ商品を届ける「ラストワンマイル配送」においては、多頻度小口配送やドライバー不足などの課題があるといいます。

これらの解決策として、「中速・中型」自動配送ロボットを活用した配送サービスの社会的な普及は、積載量や配達効率の向上が期待されているとのこと。

3社は今後、本実証実験を通して、多様化する荷物の受け取りニーズに対応した新しい移動型宅配サービスを検証し、効率的な配送サービスの可能性を追求していくといいます。

無人自動配送ロボットの詳細はこちらから

<参照>

車道を走行する無人自動配送ロボットにオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を搭載した移動型宅配サービスの実証実験を北海道石狩市で開始

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