花王株式会社が行った調査で、寝る時間を遅くして自分の好きなことをする習慣「リベンジ夜更かし」をする人が4人に1人いることがわかりました。
リベンジ夜更かしをする人の約半分は満足していると回答しましたが、寝つきの悪さに悩んでいる人も多いようです。
睡眠時間を減らしても自由がほしい「リベンジ夜更かし」派
調査は20~50代までの男女5,000人を対象に行われ、夜更かしの実態や睡眠習慣について詳しく調べました。
調査結果によると、「明日に備えて早く寝る」と答えた人が約半数を占めました。一方で「リベンジ夜更かしをする」と答えた人も約25%に達しています。リベンジ夜更かしの目的として多かったのは、「動画を見る」や「ネットで調べものをする」でした。
また、「リベンジ夜更かし派」の多くの人が普段5〜6時間しか寝ていないと答え、「明日に備えて早く寝る」と答えた人に比べて短い傾向になりました。睡眠時間を減らしてでも自由な時間を作りたいという傾向が表れているようです。
夜更かしには満足でも睡眠の質に課題?
さて、リベンジ夜更かしで思い思いの時間を過ごしたことで、その日の気持ちは「満足している」と回答した人が全体の半数近くいる一方、「後悔している」と感じる人も過半数を超えていました。
その「後悔」の理由には、どのようなものがあるのでしょうか?
調査でリベンジ夜更かしをした日の睡眠について質問すると、「リベンジ夜更かしすると眠れない」との回答が54.1%と過半数を超えていました。このことから、睡眠の質への影響がリベンジ夜更かしをしたことに対する後悔につながっている可能性はありえそうです。
リベンジ夜更かしは、睡眠の質に悪影響を与えている可能性があることを示す調査結果となりましたが、花王ヒューマンヘルスケア研究所が2017年に行った調査では、寝る前に目の周りを適度に温めると睡眠の質を高められると報告しています。
<参照>
1日をもうちょっとだけ楽しみたくてついついしてしまう「リベンジ夜更かし」の実態を調査。「リベンジ夜更かし」をしている人のうち約半数が「寝つきが悪い」と感じている傾向あり。
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