2024年4月1日からトラックドライバーの時間外労働時間の上限が年間960時間までに規制され、トラックドライバー不足が加速する「物流の2024年問題」が注目されています。
そんななか、楽天グループ株式会社が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は、急いで荷物を受け取る必要のないユーザー向けの新配送方法「待っトク便」を8月26日から開始しました。
ゆっくり配送でポイントがもらえる
「待っトク便」は、日本郵便の「ゆうメール」で発送する新たな配送方法です。
従来の配送種別よりも配達までに数日多く時間がかかることに加え、配送日の指定、土日祝日の配送や郵便追跡サービスの利用ができません。
その代わり、注文時に「待っトク便」を選択したユーザーに対し、1出荷あたり「楽天ポイント」10ポイントが進呈されるといいます。
「待っトク便」概要
「待っトク便」の対象となるのは、主にポスト投函可能なサイズの在庫がある商品。利用については、注文内容の確認画面で「待っトク便」の指定表示があれば可能で、クレジットカードのみの支払いとのこと。
また、進呈される「楽天ポイント」の上限は1カ月200ポイントで、これは期間限定ポイントだそうなので注意が必要です。
具体的な利用方法は、まず「注文内容の確認」画面で「待っトク便」の欄にある「変更」を選択。次に、表示される「待っトク便」を選択し、「希望しない」から「待っトク便」に表示が変わっていたら指定完了となります。
なお、配達までには3~4日程度かかるとのことです。土日祝日の配送はなく、配達日指定もできないので、少し先の楽しみに商品を購入する際などの利用がよさそうです。
楽天ブックス「待っトク便」の詳細については、こちら(https://books.rakuten.co.jp/event/matsutoku/)
<参照>
「楽天ブックス」、急いで荷物を受け取る必要のないユーザー向けに新配送方法「待っトク便」を本日開始
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