HOMEビジネス リモートで働けるカフェ? 外出困難者の新たな働き方「分身ロボットカフェDAWN ver.β」

リモートで働けるカフェ? 外出困難者の新たな働き方「分身ロボットカフェDAWN ver.β」

田中妃音

2024/08/28(最終更新日:2024/08/28)


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「分身ロボットカフェDAWN ver.β(ドーン バージョンベータ)」は、外出が困難な人々が分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を遠隔操作して働くという実験的なカフェです。

重度の肢体障害や難病、家族の介護などで外出が難しい状況にある人々が、自宅や病院などからロボットを操作。カフェスタッフとしてオーダーや配膳、接客を行います。

外出が難しい人々が社会に参加し、働く喜びを得ることができる仕組みを目指しています。

分身ロボット「OriHime」の役割

「OriHime」は、遠隔操作で動かすことができるロボット。会話や動作を通じて、操縦者がリアルタイムにコミュニケーションを取ることができるそうです。人が直接操作するため、操縦者の個性や温かさが伝わる接客が可能だといいます。

入院や自宅療養をしている人々が、学校や職場とのつながりを維持するための手段として開発されたというロボット。現在では「分身ロボットカフェDAWN ver.β」の中核として、多くの人々に新たな働き方を提供しているとのことです。

神戸でイベント開店が決定

「分身ロボットカフェDAWN ver.β」の常設店舗(東京・日本橋)は、2021年にオープンしました。

東京だけでなく日本全国にこの取り組みを広めようと、2022年度から全国を巡る「キャラバンカフェ」を福岡・札幌・広島・京都で開催。9月20日(金)から10月6日(日)までの16日間、神戸でも実施されます。

会場は、神戸市中央区の都市公園「東遊園地」内のアーバンピクニックラウンジ。地元の特別支援学校の生徒も遠隔接客体験を行う予定です。

<参照>
「分身ロボットカフェ DAWN ver.β in Kobe」開催の詳細が決定!

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