大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社と湯快リゾート株式会社は11月1日から、大江戸温泉物語と湯快リゾート2つのブランドを統合することを発表しました。
「大江戸温泉グループ」に統合
全国で35の温泉宿と2つの温浴施設・テーマパークを展開する大江戸温泉物語と、29の温泉宿を展開する湯快リゾートは、全ての宿・温浴施設のブランドを「大江戸温泉物語グループ」に統合します。
これにより、「大江戸温泉物語グループ」として展開する宿は計64、温浴施設は2つとなり、全国で66施設を展開するカジュアル温泉宿ブランドが誕生するとのこと。
大江戸温泉物語は、2019年から温泉リゾートホテルブランド「ゆったりと、たおやかに。」をコンセプトとしたホテルブランド「TAOYA」を、2023年からは大江戸温泉物語ブランドに紐づく「Premiumシリーズ」を展開しています。
統合で何が変わる?
ブランド統合日となる11月1日に「TAOYA」と「Premiumシリーズ」に新たな宿が誕生します。
和歌山県の南紀白浜温泉にある「湯快リゾートプレミアム ホテル千畳」は、大江戸温泉物語グループへの統合を機に「TAOYA白浜千畳」としてリブランドオープンするとのこと。
近畿エリアでは初の「TAOYA」ブランドの展開となり、フロントやレストランなどのパブリックスペースをはじめ、客室も大幅に改装を行ったそうです。ラウンジ・湯上りラウンジ・ライブラリコーナーが新設されるそうです。
リニューアルオープンするのは、石川県の片山津温泉に位置する「湯快リゾートプレミアム NEW MARUYAホテル」と岐阜県・下呂の温泉街を見下ろす高台にある「湯快リゾートプレミアム 下呂彩朝楽本館」。
それぞれ「大江戸温泉物語Premium 加賀まるや」と「大江戸温泉物語Premium 下呂本館」になります。
フロントなどを改装し、プレミアムラウンジやキッズパークの新規導入し、家族の楽しい時間も大人のくつろぎの時間も満喫できる宿になるといいます。
統合の背景とは?
現在の旅行市場は、市場規模こそコロナ禍前の水準まで回復しているものの、円安などによる生活防衛意識の高まりや、旅行習慣の意欲低下などの影響から旅行者数は減少傾向で、旅行が日常から遠ざかり、“旅行文化”が希薄化することが懸念されているのだといいます。
“温泉旅行を手軽に楽しめる”カジュアル温泉宿を展開してきた大江戸温泉物語と湯快リゾートがひとつになることで、温泉旅行をより身近な存在にすることやより良質な温泉宿泊体験を届けることが可能になると考え、今回の統合に至ったとのこと。
日本古来の文化・伝統であり、現在は海外旅行客までをも魅了する日本の大切な観光資源「温泉文化」を牽引するリーディングカンパニーを目指すそうです。
<参照>
「大江戸温泉物語」×「湯快リゾート」 2024年11月1日にブランド統合。日本最大級の「カジュアル温泉宿ブランド」が誕生|湯快リゾート株式会社
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