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Apple史上初の3Dカメラ 空間コンピューティング時代の幕開けと話題のデバイス「Apple Vision Pro」ってなにがすごいの?

会田香菜子

2024/08/15(最終更新日:2024/08/15)


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2024年2月にアメリカで先行発売し、いよいよ6月28日に日本でも販売が開始した「Apple Vision Pro」。Apple史上初の3Dカメラで、価格が約60万円と高額なことも話題です。

とはいえ、いったいどんなものなのか、実際に使ってみないとわからないことは多いと思います。

そこで本記事では、「Apple Vision Pro」の概要とあわせて、この最新空間コンピューティングデバイスをいち早く理解・体験してみたいという人におすすめの記事を紹介します。

「Apple Vision Pro」とは?

「Apple Vision Pro」は、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)に対応したApple社開発のゴーグル型ヘッドセットデバイスです。

アプリが現実空間に重ねて表示されるという、Apple史上初の空間オペレーティングシステム「visionOS」を搭載しています。

アプリ間の移動は視線、選択はタップ、スクロールはフリックで行い、検索時など入力が必要な際には音声認識が可能。デジタルコンテンツの立体感も圧巻で、まるで現実空間に存在しているような影が投影されるそうです。

従来のVRデバイスでは没入感のある映像と引き換えに、現実空間から視界が遮断されてしまうことは避けようがありませんでした。しかし、Apple Vision Proは「周りの人たちから孤立させない」といい、使用中でも相手は自分を、自分は相手を視認することができます。

さらに、ディスプレイに縛られない写真のサイズ変更は実物大への拡大も可能とのこと。映画鑑賞を楽しむ際にも、スクリーンを好きな大きさに調節でき、空間オーディオで映画の中にいるような感覚を体験できるそうです。

作業においても、Mac仮想ディスプレイでシームレスな操作が可能だといいます。自分のMacをワイヤレスで接続すれば、空間の好きな位置に巨大なポータブルディスプレイを設置して使用できます。

Magic KeyboadやMagic Trackpadなど、Blutethoothのアクセサリと連携も可能なので、複雑な作業や長い文章を打つときにも作業効率の利便性を高めてくれるといいます。

伊藤忠の新施設「地球のあした観測所」で体験

伊藤忠が新展示「地球のあした観測所」をオープン! Apple Vision Proで最新体験

伊藤忠商事が運営する「ITOCHU SDGs STUDIO」は、地球の課題や未来への取り組みを紹介する常設展「地球のあした観測所」を7月にオープンしました。

伊藤忠商事が世界各地で行うSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを紹介する8つの観測ブースを設けており、「Apple Vision Pro」を取り入れた展示ではリアルとデジタルが融合した新しい体験を通じて、未来に向けた新たな視点を得ることができるそうです。

レンタルスペースにて日本最安4,000円で体験

話題のApple Vision Proを日本最安4,000円で体験できる オープンしたてのレンタルスペース「ビジョプロ」

「Apple Vision Pro」を日本最安値である4,000円から試せるレンタルスペース「ビジョプロ」が、7月に都立大学駅前にオープンしました。

同施設を運営するエンプティ株式会社によると、レンタルを行う企業では日単位の貸し出しプランが多く、2万円以上が相場だそうです。

気軽なレンタルが困難な現状を受けて、「ビジョプロ」では時間単位での貸し出しプランを行っているといいます。

書籍で学ぶ「Apple Vision Pro」が拓く未来

Apple新デバイスの登場で未来はどう変わる? 新刊『Apple Vision Proが拓くミライの視界 スマホがなくなる日』発売

空間レイヤープラットフォーム「STYLY(スタイリー)」を提供する株式会社STYLY取締役COO・渡邊信彦さんの著書『Apple Vision Proが拓くミライの視界 スマホがなくなる日』では、Apple Vision Proをはじめとする空間コンピューティングデバイスの登場により、大きく変わる未来を予測しています。

同書では、さまざまな業界のキーマンたちと渡邊さんが、多角的な視点から未来を語り合う対談を読むことができます。

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