株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」において、GPTs(ChatGPTをカスタマイズしてつくれるオリジナルのAIチャットボット)版「LIFULL HOME'S」の提供を8月7日から開始しました。
「漠然としたキーワード」から希望に沿った物件を探すことができるといいます。
会話から物件検索
「LIFULL HOME’Sは、賃貸・一戸建て・マンションの購入、注文住宅から住まいの売却を希望する人々に対して、不動産に関するさまざまな情報を載せているWebサイト。8月9日14時40分時点で、総掲載物件数は6,321,357件に上ります。
GPTs版「LIFULL HOME'S」では、LIFULL HOME'Sに掲載されている全国の賃貸物件や流通物件(中古物件)のなかから、希望の条件などをChatGPTに会話で伝えることで、希望に沿った物件を提案してくれるとのこと。
さまざまな企業が提供するGPTsと組み合わせて使う「GPTsメンション機能」を使えば、住まい探しの幅をさらに広げることも可能だといいます。
また、引っ越しが選択肢にあるものの、どこに住むべきか悩んでいるユーザーに対して、同サービスと連携している、街の評判データベース「まちむすび」や、国土交通省が提供する「不動産情報ライブラリ」に掲載されている情報も入手できるそうです。
編集部員が試してみた
試しに、編集部員がGPTs版「LIFULL HOME'S」で「賃貸物件探しを手伝ってください」と入力すると、「希望の地域:どのエリアに住みたいですか?(都道府県や市区町村名を教えてください)」「物件のタイプ:賃貸アパート、賃貸マンション、戸建てなど、どのタイプの物件を希望しますか?」「家賃の予算:月々の家賃の上限を教えてください」などと返答。
そこで、「ジブリ作品の雰囲気を感じられる場所に住みたいです」と希望したところ、井の頭恩賜公園周辺(三鷹市・武蔵野市)や世田谷区の一部や練馬区などをお勧めされました。
井の頭恩賜公園周辺は、「三鷹の森ジブリ美術館があることから、ジブリファンには馴染みの深い場所です。公園内の自然や、吉祥寺や三鷹の街並みは、どこかジブリ作品を思わせる雰囲気」があることが理由だそうです。
ただ、ChatGPTには、ハルシネーションといって、誤った答えを返してくることもある点には注意が必要です。
とはいえ、漠然と「〇〇な場所に引っ越したいな」と考えている人にとっては、候補地を決める方法として便利なツールとなりそうです。
GPTs版「LIFULL HOME'S」は以下のリンクから利用できます。(※利用にはChatGPTアカウントが必要です)
https://chatgpt.com/g/g-bE0mP03av-lifull-home-s
<参照>
一人ひとりに寄り添った住まい探しをお手伝いする、GPTs版「LIFULL HOME'S」を提供開始
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