リモートワークやテレワークなどが普及している昨今。接客業においても、新たな働き方を実現するサービスが登場し活用されているようです。
そのサービスのひとつに、遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」があります。開発・提供するタイムリープ株式会社(以下、タイムリープ)は、株式会社JTB(以下、JTB)の全国38店舗に同サービスを導入しました。
「RURA」とは一体どのようなサービスなのでしょうか。
「RURA」の特徴
「RURA」は、自宅などの離れた場所にいても、インターネットを通して店舗の接客の一部を行えるサービス。店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方の実現が可能になるといいます。
遠隔スタッフと利用客がコミュニケーションをとる際には、スタッフが現場の来店した客を察知して話しかけることができ、反対に、利用客側からスタッフを呼び出すことも可能です。
このように能動的・受動的な接客に対応することで、少人数で多拠点の接客が実現する点が最大の特徴。実際に、3人で約30店舗の受付を実施している例もあるそうです。
また、画像や動画をリアルタイムに利用客に見せながら接客もできるとのこと。
翻訳機能では外国語→日本語・日本語→外国語への文字起こしが可能。この機能により、誰でもインバウンドの対応が行えるようになるといいます。
JTBにおける導入効果
新型コロナウイルス感染症拡大の影響によってリモートワークが普及したことで、買い物の頻度や来店時間帯に大きな変化があったといいます。
JTBは、夕方以降の来客数が少ない時間帯に、「RURA」を導入し、1人のスタッフが複数店舗を担当する体制に変更。この人員配置の効率化によって、来店が集中する日中の時間帯にシフトを手厚くできるようになり、利用客の待ち時間短縮にも繋がっているそうです。
今後は、日中の時間帯でも「RURA」を導入するなど、活用の幅を広げていくことも検討するとのことです。
<参照>
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