HOMEライフスタイル JTBが「小豆島」でエリア開発事業を開始ーーシェアサイクル導入、自動運転バスの実証も計画

JTBが「小豆島」でエリア開発事業を開始ーーシェアサイクル導入、自動運転バスの実証も計画

前地美優

2024/08/08(最終更新日:2024/08/08)


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世界の宝石といわれる瀬戸内海の中心地にある「小豆島」。

株式会社JTBは、事業開発を通じて、小豆島の価値向上と持続可能な発展を目指す「エリア開発事業」を開始します。

小豆島内における周遊を促進

「エリア開発事業」の第1弾として、シェアサイクルアプリ「HELLO CYCLING」を活用。小豆島内で自由に電動アシスト自転車の貸し借りが可能となり、来島者の利便性向上と島内の周遊を促進するといいます。

導入された車両は、最新式でバッテリー部分には緊急時に利用可能なUSBポートを実装。災害時にはスマートフォンの充電などに活用できるそうです。

JTBによると、今後は最新型車両160台の導入と島内のステーションを42カ所まで拡大させていくそうです。

「日本の縮図」といわれる小豆島

瀬戸内の島々のなかで2番目に大きく、1年を通じて温暖な気候に恵まれているという小豆島。日本最初の国立公園「寒霞渓」や「エンジェルロード」などでも観光地としても有名です。

一方で、宿泊施設の老朽化やキャパシティ不足、飲食店の不足、二次交通の脆弱性といった要因から、来島者の約7割が島内に宿泊していないという状況に置かれています。さらに、少子高齢化社会がすでに到来していることから、将来の「日本の縮図」といわれているそうです。

JTBによると、小豆島で課題解決を目指すことが、将来の日本の観光のあり方を示すことに繋がると考えたといいます。

今後の展開

今回のシェアサイクル事業を始めとして、自動運転バスやAIによる自律運航無人ボートの導入に向けた実証も予定しているとのこと。

また、AI翻訳機ポケトークの導入により言葉の壁を解消を図るそうです。

<参照>

JTB、観光地の持続可能な発展に向けたエリア開発事業を小豆島で開始

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