RUN.EDGE株式会社(以下、RUN.EDGE)が提供するフィールドスポーツ向け映像分析アプリ「FL-UX」。
国内外300クラブ、7,000のユーザーに利用され、サッカー・バスケットボール・ラグビーなど7種類のスポーツ・14カ国に広がっているそうです。
映像活用における課題
スポーツ市場における映像活用の重要性は、近年ますます高くなっており、プレーの録画は常識になりつつあるといいます。
プレー映像をそのまま見て振り返る以上に効率的で再現性のある振り返りを行うため、ゴールや失点のような似たプレーのシーン分けを行ったり、選手全体の配置状況を映像に書き込んだりとコーチなどが編集を行う活用がなされています。
プロチームはもちろん、育成年代でもこのような本格的な振り返りが行われているチームが増えています。
これまでの映像分析ツールは編集や分析に特化していたため、編集に時間がかかり、その後の共有やコミュニケーションには別の手段を必要とすることから、タイムラグが発生する問題があったのだといいます。
また、アナリストやコーチなど限られた人のみが編集作業を行い、一方的な共有となるケースも多かったそうです。
「FL-UX」の特徴
FL-UXは映像編集や、編集後のアップロード・共有・コミュニケーションと、撮影した映像を活用するプロセス全体を網羅しているのだといいます。
また、直観的に使える操作性とし、アナリストやコーチだけでなくチーム全体で使えるという、映像活用を通した新たなコミュニケーションができるようにしたそうです。
J1・湘南や名古屋下部組織も利用
明治安田生命Jリーグ参加クラブでのシェアは30%。J1に所属する湘南ベルマーレでは、FL-UX導入によりコーチと選手間のコミュニケーションのスピードが上がり、選手のプレーに隠された意図が明確になったり、コーチと選手との間の認識のずれが少なくなったりしたのだといいます。
また、高校・大学の部活やJリーグの下部組織でも利用実績があり、「(選手の)考える力が身についた」「コーチングの質をつなげることにつながった」というような声があるそうです。
<参照>
【関連記事】
Webメディア「サッカーキング」運営会社のCIOに斎藤佑樹氏が就任 「スポーツ業界にイノベーションを起こしていきたい」
「サッカーキング」といったスポーツ専門メディアの運営などを展開している株式会社シーソーゲーム(以下、シーソーゲーム)は、12月11日(月)に斎藤佑樹氏がCIO(Chief Innovation ...
JTBグループ、“スポーツ”で未来の交流を促進するアイデアを募集! 「JTB交流創造キャンバス」を開始
株式会社JTBは、「スポーツ×交流で、未来のワクワクを描こう!」をテーマとして、未来の多様な交流のアイデアを募集する「JTB交流創造キャンバス」を始めました。 2024年度のテーマは「スポ...
2024年パリオリンピック開幕直前! アスリートやスポーツ業界をめぐる記事5選
2024年パリオリンピック(以下、パリ五輪)は、7月26日(金)午後7時30分(フランス現地時間/日本時間では7月27日午前2時30分)に開会式が行われます。また、サッカー(男子)やラグビーは、...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう