関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港の運営を行っている関西エアポート株式会社(以下、関空エアポート)が、関西国際空港第1ターミナルビルに離着陸する旅客便の車いす利用客を対象とした移動支援サービスを8月1日(木)から開始します。
日本の空港運営会社としては、今回が初の取り組みになるそうです。
航空業界における人手不足問題
国土交通省が2022年に発表した「航空を取り巻く状況と今後の課題・取組」によると、旅客需要が増加する一方で、生産年齢人口の減少などを背景に、航空分野においても保安やグランドハンドリングなどにおいて、人手不足が懸念されているといいます。
人手不足問題に貢献
従来、車いす利用の対応をしていたのは、航空会社や空港での地上業務に関するサービスを提供しているハンドリング会社だったそうです。
本サービスの導入によって、車いすの手配や、移動サポートなどを、関空エアポートが代わりに実施。これによって、車いすに関する支援が集約され、航空会社やハンドリング会社などの人手不足解消に繋がるといいます。
サービスの詳細
本サービスの対応時間は、7時~22時です。
出発時に利用する際は、チェックインカウンターから搭乗ゲートまでの間をサポート。到着時の対象範囲は、搭乗橋から1期島内であれば利用客の要望する場所まで、乗継時には搭乗橋から乗継便の搭乗ゲートまでの移動を支援します。
関西エアポートグループは、これからも空港内の事業者と一体となり、利用客の空港における利便性向上に努めるとのことです。
<参照>
関西国際空港航空会社などへ初めての車いす移動支援サービスを提供開始!
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