HOMEライフスタイル 生成AI「Gemini」が訪日客の旅をサポート JR東日本が「JR East Travel Concierge」実証実験開始

生成AI「Gemini」が訪日客の旅をサポート JR東日本が「JR East Travel Concierge」実証実験開始

川上雅結

2024/08/01(最終更新日:2024/08/01)


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東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、7月29日(月)から10月31日(木)まで、訪日外国人向けの旅行計画支援サービス「JR East Travel Concierge」の実証実験を行っています。

「JR East Travel Concierge」とは?

「JR East Travel Concierge」は、チャットでの対話を通じて、訪日外国人に充実した日本旅行を体験してもらうための無料の旅行計画支援サービスです。

機能は3つあります。ひとつはユーザーがイメージする日本旅行に合ったスポットを提案するという「スポット提案機能」。

提案されたスポットがユーザーの好みでない場合でも、対話を通じて提案を自分好みにブラッシュアップできるのだといいます。

また、日本特有のルールや文化についての疑問や不安にも回答する「情報提供機能」、提案されたスポットから選んで、自分だけの旅行プランを生成する「旅程生成機能」があるそうです。

データを収集・検証へ

このサービスは、旅マエ・旅ナカの訪日外国人をターゲットとしており、案内カードをWebや駅構内で配布し、ユーザーを募集します。

利用状況や満足度をアンケートやログデータ・利用者からの追加機能の要望やAIの回答に関する評価などのユーザーフィードバックを収集してサービスの有効性を検証する方針です。

アジャイル開発で改善を継続予定

このサービスは、2023年10月1日(日)に発足したJR東日本グループの「Digital & Dataイノベーションセンター(DICe)」がGoogleとGoogle Cloudの技術を活用し、生成AIモデル「Gemini」を用いて開発しました。

短いサイクルで実装やテストを繰り返して開発を進めていく「アジャイル開発手法」を採用し、実証実験期間中も改善を続けていくといいます。

今後、訪日外国人の旅行ポータルとしての機能を強化し、JR東日本エリアやサービスとの接点を増やすことを目指して、他のサービスとの連携や情報の充実を図る予定です。

<参照>

生成AIを活用した「訪日外国人向け旅行計画支援サービス」の実証実験を行います~日本での体験の“幅”を広げるサービスの有効性を検証~|東日本旅客鉄道株式会社

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