マークラインズ株式会社は、電気自動車の世界販売の約90%をカバーする主要15カ国を対象に、グローバル市場における電気自動車の台数や、販売動向を分析した2024年6月の電気自動車販売月報を公開しました。
同社は、国内外7カ国に拠点を有するグローバル企業。自動車産業に特化した「情報プラットフォーム」を運営することなどで知られています。
販売台数とシェアは増加傾向
今回の報告によると、主要15カ国における6月の電気自動車の販売台数は131.2万台、シェアは24.4%であり、販売台数・シェアともに2023年末に次ぐ過去2番目に高い数字となりました。また前月比で、販売台数は13.2%、シェアは1.7%増加しています。
その内、ハイブリッド自動車(HV車)に限定した販売台数およびシェアに目を向けると、販売台数は前月比0.5%増の39.6万台、シェアは前月比0.3%減の7.4%と、ほぼ横ばい状態。そのため、グローバル市場ではHV車以外の販売台数やシェア率が増加していると考えられるといいます。
主要メーカー別ではBYDがトップ
メーカー別の電気自動車販売台数の推移に目を向けると、6月時点での首位は中国の広東省に本社を置くBYDで、2位に大きく差をつける32.2万台。次いで、アメリカのTesla(15.2万台)、中国のGeely(9.1万台)が続く結果となりました。
輸出比率が大きいとされる自動車生産業では、円安相場は本来「追い風傾向」を示すと考えられますが、トヨタ自動車株式会社や日産自動車株式会社の生産販売台数は2~4万台という結果となっています。
調査対象国:中国・米国・日本・インド・ドイツ・フランス・ブラジル・英国・韓国・カナダ・イタリア・タイ・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド
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