HOMEビジネス 有害鳥獣として捕獲した鹿を犬用フードに加工・販売【えひめ鬼北やさしいジビエ】

有害鳥獣として捕獲した鹿を犬用フードに加工・販売【えひめ鬼北やさしいジビエ】

田中妃音

2024/07/29(最終更新日:2024/07/29)


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地域課題解決型の犬用ペットフード「GIBIEVERY(ジビエブリ)」と銘打った3商品が、オンライン販売されています。税込価格はジューシージャーキー75gが1,100円、ミンチ生肉500gが1,430円、ミンチ生肉300gが990円。

このペットフードは、有害鳥獣として捕獲された鹿肉を使用し、栄養価が高くアレルギーリスクの低い自然食材を活用しているといいます。

地域資源を活用した持続可能な取り組み

愛媛県鬼北町ジビエペットフード加工処理施設は、2023年秋から有害鳥獣として捕獲された鹿を活用したペットフードの開発を進めてきました。この取り組みは、捕獲された鹿を有効活用することで地域の農作物被害の軽減を図ることを目的としています。

農林水産省によると、全国での農作物被害は年々増加を示しており、とくに鹿や猪などの有害鳥獣による被害が深刻だといいます。

鬼北町でも同様の課題があり、捕獲された鳥獣を埋設処分するのではなく、資源として活用することで持続可能な地域社会を目指しての取り組みだと伝えられています。

農林水産省|農作物被害状況

犬用ペットフード「GIBIEVERY」

「GIBIEVERY(ジビエブリ)」シリーズは、鬼北町ジビエペットフード加工処理施設が展開するブランド「えひめ鬼北やさしいジビエ」主力商品だといいます。

狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する「ジビエ(Gibier/仏語)」と「みんなの」という意味を込めた「Every」を組み合わせた造語から名付けられ、ペットや環境に配慮した商品を提供しています。

また、「every」には「毎日を楽しく過ごせるように」という願いも込められているとのことです。

独自のフレーク製法を採用したという「ジューシージャーキー」はちぎって与えやすく、15gずつ個包装されているため、犬との外出や散歩のときに携帯しやすいそうです。

「ミンチ生肉」は加熱して与えるタイプ。ペットフードを手作りする場合に、混ぜることを想定しているようです。

<参照>
愛媛県鬼北町でジビエを活用した地域課題解決型の犬用ペットフードが誕生

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