日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)が、2023年4月~2024年3月のTOEIC Program受験者データを取りまとめた「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2024」を公開。
TOEIC Programのスコアは転職や転職活動において、そのスコアがグローバルに英語力を示す「指針」とされます。そのなかでも個人が受験を申し込むTOEIC Listening & Reading公開テスト(以下、TOEIC L&R公開テスト)について、このレポートを紹介します。
また、「クイズ王」こと伊沢拓司さんが率いる東京大学発の知識集団「QuizKnock」とコラボレーションした企画「英語未来診断」を実施しています。
※「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。
社会人297,422人が挑戦
IIBCがとりまとめたレポートによると、TOEIC L&R公開テストの2023年度実受験者数は746,178人、そのうち社会人は297,422人でした。
図表右側は、IPテスト/団体特別受験制度での受験者数・スコア分布です。
個人として主体的にTOEIC L&R公開テストに挑んだ人たちの平均スコアは高く、団体受験者との差が大きく生じています。
TOEIC L&R公開テストの平均スコアは?
TOEIC L&R公開テストの全社会人実受験者のスコア分布は、以下のように公表されています。
学生を除いた社会人の平均スコアは639(受験者全体の平均スコアは612)。スコア695を超えたという受験者は全体の40.9%(121,744人)という結果を示しています。
英語を「武器」に就職・転職をしたい場合に「スコア700」が、ひとつの「目安」となるといわれます。英語学習を始めたばかりであれば、その実力を身につけられるか不安に感じるかもしれません。
しかし、英語学習を続け、 自主的にTOEIC L&R公開テストに挑戦している4割近くの社会人受験者が到達、または、ほぼ到達のレベルに近づいているようです。
英語を学んだ未来の姿は?
QuizKnockとのコラボ企画は、英語学習を始めるきっかけづくりとなることを願って実施しているといいます。
特設サイトで6つの質問に答えていくと、英語を使う未来の自分が「わかる」というもの。自分の得意や苦手、傾向を選んでいくと、「未来の姿」が診断されます。
さらに、その未来の姿を「現実」にするために「挑戦してほしい」というTOEIC Testsや、英語スキルの向上に役立てられそうなIIBCの公開コンテンツが複数提案されます。
8月には、第2弾コラボレーション動画の配信などが予定しているそうです。
<参照>
TOEIC® Program DATA & ANALYSIS 2024まとまる
東大発の知識集団QuizKnock × TOEIC® Program 新コラボ企画第一弾『英語未来診断』が7月5日スタート
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