株式会社博報堂、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(以下、博報堂)は、新たな休暇制度「かぞくおもい休暇(以下、かぞく休)」を開始。
2025年4月1日(火)から段階的に施行される育児・介護休業法の改正に先行した取り組みだといいます。
育児・介護休業法の改正
育児・介護休業法の改正によって、これまでの休暇に加え、入園・入学式などの子どもの公式行事への参加や、妊婦健診や家族の医療機関受診の付き添いを含んだ看護・介護による休暇の取得が追加されます。
「かぞく休」とは?
博報堂が導入するという「かぞく休」は、子どもの行事への参加や、家族の看護・介護のために、「特定積立休暇」のなかから最大5日取得できるという休暇制度です。
同社では、従来、翌年に繰り越すことのできなかった年次有給休暇を別途積み立て、一定の利用条件のもと取得することができる休暇制度「特定積立休暇」を実施していたといいます。
一定の要件を満たせば、看護・介護や社員自身の入院、「妊活」のために休暇を取得できたという特定積立休暇を見直し、安心してキャリアを築いていける環境を強化しようと、育児・介護休業法の改正に先駆けて取得要件を拡大したといいます。
両立支援制度「huug」も実施
さらに、両立支援施策「huug(ハーグ)」も同時に開始。「huug」では、「かぞく休」を含めた、計4つの育児や介護との両立支援が行われます。
「ごはんサポート」では、社員の夕食作りをサポート。宅食サービスの割引補助や、野菜の生産者と利用者をつなぐ「やさいバス」を活用した社内販売が利用できるようになります。
「学童サポート」は、就労時間中に夏休みや冬休みなどを迎えた社員の子どもたちを預かるという仕組み。子どもたちが「父親・母親の会社」を知り、家族の仕事への理解や、家庭でのコミュニケーションを深めるきっかけとなることを目指すといいます。
さらに、2024年度の夏休み期間には、社員が講師となって「広告会社/クリエィティビティー」を伝えるという社員の子ども(小学生)向けプログラムを実施する予定です。
加えて「huugママパパ図鑑」として、さまざまな仕事と育児の両立スタイルをとりまとめて、イントラネットで公開。子育て中の社員の社内ネットワーキングにつなげようと、イベント実施なども計画されているようです。
<参照>
博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、子供の入学式や家族の受診時に取得できる休暇制度「かぞくおもい休暇」を新設|株式会社博報堂
【関連記事】
タイパ向上の鍵は洗濯代行だった⁉ 洗濯サービス「洗濯のアライさん」が目指す「相棒のような存在」と100億円規模の売り上げ
住友商事株式会社(以下、住友商事)と株式会社白洋舍(以下、白洋舍)、株式会社TBWA HAKUHODO(以下、TBWA HAKUHODO)は、7月9日(火)から洗濯サービス「洗濯のアライさん」を...
正社員が足りない会社が過半数 どんな業界で深刻? 【帝国データバンク調査】
企業の人手不足は、事業継続の可否を決める大きな要因といわれています。株式会社帝国データバンク(以下、TDB)によると、人手不足に起因する2023年度の倒産件数は313件はだといいます。 T...
企業・求職者両方のニーズに対応 リクルートとIndeedが提携したスポットワーク求人サイト「タウンワークスキマ」
スキマバイト、いわゆるスポットワークにおいて新規の仕事が増えているといいます。労働市場の調査などを実施するツナグ働き方研究所が公表したデータでは、9カ月連続で前月比増を示しているそうです(過去の...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう