パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2024年6月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表しました。
求人数が増加し、転職希望者数は減少したため、転職求人倍率が上昇しています。
転職希望者の売り手市場は継続傾向
今回の調査によると、2024年6月の転職求人倍率は2.60倍となり、前月比で0.04ポイント増加しているといいます。また、求人数が前年同月比115.8%と上昇している一方で、転職希望者数は前年同月比100.4%とほぼ横ばいとなっており、転職希望者側が優位となる「売り手市場」傾向を示しています。
さらに、例年の傾向から7月は欠員補充や事業成長のための増員募集を行う企業が多い半面、7~8月は夏季休暇の影響で転職活動を休止する傾向があるといい、引き続き売り手市場は継続する可能性が高いと考えられているそうです。
円安や人手不足が要因
また、業種別では前年同月比で「建設・不動産(130.3%)」「コンサルティング(128.6%)」「小売・流通(124.6%)」「人材サービス(123.2%)」において、求人倍率が上昇しています。
この背景として、「円安による不動産取引の増加」「インバウンド消費の増加」「運送業の2024年問題」「全体的な働き手不足」などの影響に加えて、6月は特に第二新卒向けの求人が増えていることが考えられるとの見解が伝えられています。
さらにくわしくはこちらから。
<参照>
doda転職求人倍率2024年6月は2.60倍(前月差+0.04ポイント)
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