LINEヤフーのサービスにおける行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」が、「Yahoo!検索」のビッグデータを活用し、分析したレポートを公開しました。
この調査ではコロナ流行以前の2019年と、2023年の通年データをそれぞれ集計し、比較しています。
国内は増加、海外は減少傾向
まず「夏」「旅行」を含む検索キーワード群から、地名など行き先に関する単語を生成AIで抽出し分析。国内の地名に関連する検索数割合は、2023年は86.4%だったといい、2019年の84.9%から、2.5%増加しています。
一方で海外の地名に関連する検索数割合は、2019年の20.0%から減少し、2023年は15.5%でした。国内旅行の意欲は回復しているものの、海外旅行は円安などの影響から、減少傾向となっているのかもしれません。
国内で人気の旅先は?
続いて、「夏」「旅行」を含む検索キーワード群から、国内の行き先の検索人数の割合を分析。いずれも「北海道」「沖縄」の割合が高く、夏の旅行先として人気を博していることは間違いありません。
また、上位4つは2019年と2023年ともに順位が入れ替わることなく「北海道」「沖縄」「長野」「静岡」が占めています。
ハワイ・グアムを含むアメリカを抑え、あの国が1位に
同様に、海外の行き先の検索人数を分析。2019年には2位だった「韓国」(21.5%)が、2023年にはトップ(33.0%)という結果に。日本からの距離や、リーズナブルに旅行できることなどが人気の要因かもしれません。
また、2019年はトップだった「アメリカ」(38.1%)が、2023年には2位(30.9%)で、韓国に追い越された形となりました。アメリカの中では「ハワイ」と「グアム」が90%以上の割合を占めているそうです。
<参照>
【ヤフー・データソリューション】夏の旅行トレンドを検索ビッグデータから分析したレポートを公開 夏の旅行先の検索は海外と比較し国内が圧勝。「北海道」と「沖縄」が2強
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