日本空港ビルディング株式会社・株式会社FUJI・株式会社ネットスターズ・株式会社 J&J Tax Freeの4社は、専用アプリで事前予約した商品を消費税免税で受け取ることができる「HANEDA TAX FREEロッカー」を共同開発しました。
7月9日(火)から羽田空港第2ターミナル国際線エリア・第3ターミナルで運用を開始。スマートロッカーにて消費税免税手続きを行うことで受け取れるサービスで、旅行中に購入した商品を持ち歩くことなく、「手ぶら観光」が可能になるといいます。
国内人気商品を「WeChat」で注文可能
国土交通省では、訪日外国人旅行者の利便性向上のため「手ぶら観光」を推進しています。スーツケースや免税店で買ったお土産など、大きな荷物を持ち運びながら移動する不便さを解消しようという試みです。
空港・駅・商業施設などの宅配カウンターでの一時預かりや配送を行ってくれることから、日本旅行の快適性・利便性向上とともに、訪日リピーターの増加や消費拡大の効果が期待されているそうです。
今回、4社が協同で開発・運用を開始した「HANEDA TAX FREEロッカー」は、この「手ぶら観光」を楽しむ新しいスタイルを提案するサービスの1つです。
中国版「LINE」ともいわれ、月間13.6億人が利用するというアプリ「WeChat」内のショッピングサイトで事前注文した日本の商品を、スマートロッカーで消費税免税手続きを行うことで受け取りが可能。これまで有人で行っていた消費税免税販売手続きを完全電子化しました。
この「HANEDA TAX FREEロッカー」を利用することで、旅行者は旅行中に購入した商品を持ち歩くことなく、「手ぶら観光」を楽しむことができるといいます。
サービス概要
設置場所と利用時間は、羽田空港第2ターミナル国際線 3F出発ロビー 団体カウンター横(5:00~最終便出発)、羽田空港第3ターミナル 3F 出発ロビー インフォメーション前(南側・24時間)、羽田空港第3ターミナル 3F 京急線エリア マツモトキヨシ前(6:00~23:00)です。
サービス利用方法は、まず「WeChat」をインストールし、読み取りコードをスキャンしてアクセス。
アプリ内の「羽田空港 Tax Free 予約モール」で受け取り希望日の3日前までに注文すると、「HANEDA TAX FREEロッカー」で商品を受け取ることができます。
今後は、中国人旅行者以外も視野に入れたサービスも検討していくとのことです。
<参照>
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