HOMEビジネス 証券会社、銀行それぞれの「新NISA」利用実態を調査 ともに過半数が「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用【株式会社oricon ME】

証券会社、銀行それぞれの「新NISA」利用実態を調査 ともに過半数が「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用【株式会社oricon ME】

Kotaro Kawanami

2024/07/12(最終更新日:2024/07/12)


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顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEは、証券会社・銀行で新NISAの口座での資産運用や取引を行っている利用者を対象に調査を行い、それぞれの利用実態を明らかにしました。

4割以上が「新NISAで初めて口座開設」

「口座開設の状況」について、2024年から導入された新NISAで初めて口座開設した、という利用者の割合が、証券会社は44.0%、銀行は49.2%となりました。

また、2024年以前からNISA口座を開設していた人のなかで「一般NISA」制度を利用していた人の割合は、「証券会社(39.0%)」「銀行(24.4%)」で、証券会社の方が高い割合になったとのことです。

つみたて投資枠/成長投資枠の利用状況は?

「投資枠(つみたて投資枠/成長投資枠)の利用状況」についてたずねた質問では、証券会社・銀行ともに「どちらも併用して運用」が過半数を占めました。

調査結果を述べるだけの構成になっているため、60代以上に「成長投資枠のみ運用」が高い理由を、予想としてリリースコメントから抜粋して以下、記載・リライトのご提案です。(参考:リリース「8)つみたて投資枠 or 成長投資枠を運用していない理由」より)

年代別では証券会社の「60代以上」のみ「どちらも併用して運用」が過半数を割り、「成長投資枠のみ運用」が42.7%とほかの年代よりも高い割合だったそうです。これは、「10~20代(3.7%)」の10倍以上の数値になります。

一般的に、まずはつみたて投資枠に充てるのが基本といわれています。
成長投資枠を運用しない理由に、「成長投資枠はまだ初心者でよくわからない部分が多い」などが挙がっていることから、若年層は「つみたて投資枠」か併用を選ぶ傾向が多いのかもしれません。

「YouTubeからの情報」参考に利用検討する若者も

ところで、検討時にはどのような情報を参考にしたのでしょうか。

「検討時に参考にした情報」を問う質問では、証券会社、銀行ともに「公式(各社)のホームページ」が最多でしたが、証券会社の「10・20代」は「YouTubeからの情報」が23.5%で最も多い結果となりました。

「参考にしているYouTubeチャンネル」の具体例としては、「両学長 リベラルアーツ大学」「節約オタクふゆこ」などが挙がったとのことです。

調査概要

発表日:2024年7月8日(月)

調査主体:株式会社oricon ME

調査方法:インターネット調査

サンプル数:計6,028人(【証券会社】:3,247人【銀行】:2,781人)

調査期間:【証券会社】2024年4月5日(金)~15日(月)、【銀行】2024年4月5日(金)~22日(月)

定義:2024年1月1日から導入された新しいNISAを取り扱っており、金融庁の認可を受けている証券会社/金融庁に登録されている銀行。ただし、対面での口座開設・取引のみに対応している証券会社/銀行は対象外とする

調査対象者:全国18~47歳(性別指定なし)

条件:証券会社/銀行で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座での資産運用や取引を行っている人。ただし、旧NISA口座のみを使用している人は対象外とする

※本レポートは、2024年7月1日に発表した「2024年 オリコン顧客満足度調査 新NISA 証券会社/銀行」の調査対象者に、新NISA関連の設問を別途聴取しデータをまとめたものです。
顧客満足度ランキングの詳細はこちら

<参照>

2024年『新NISA 証券会社/銀行』利用実態データ | 新NISAで初めて口座開設した利用者 【証券会社】は44.0%【銀行】は49.2%(オリコン顧客満足度®調査)

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