HOMEビジネス NTT子会社が提供するブラウザ上で使えるメタバース「DOOR」とは?【NTTコノキュー】

NTT子会社が提供するブラウザ上で使えるメタバース「DOOR」とは?【NTTコノキュー】

川上雅結

2024/07/22(最終更新日:2024/07/22)


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NTTグループが、XR(Extended Reality)事業のさらなる推進を目的に設立した株式会社NTT QONOQ。

同社が力を入れている事業が、仮想空間プラットフォーム「DOOR」です。新たに法人向けの「お手軽プラン」の機能も拡充された「DOOR」について紹介します。

NTTグループが提供する「DOOR」とは

「DOOR」は、PCやスマホ、VRゴーグルなど、さまざまなデバイスからブラウザを通してルームへのアクセスや制作が可能な仮想空間プラットフォーム。

法人・個人問わず利用でき、用意されたテンプレートも使いながら、バーチャルショップやバーチャルオフィス・展示会・会議室など、相互交流できる3D空間として多様な使い方ができる点が特徴です。

さらに、NTTグループのオウンドメディアとしても利用されているほか、大規模イベントの開催や教育・自治体での活用事例もあるとのこと。

基本使用料は無料ですが、より高度なテンプレートやサポート・カスタマイズができる、有料プランやオプションも用意されています。

同社によると、2024年2月末時点で累計総アクセス数1,100万超、累計ユーザー数293万超を記録しているそうです。

「お手軽プラン」拡充の内容は?

「お手軽プラン」は有料テンプレートを利用し、展示会やセミナーなどに利用できるプランです。

目的に応じてデザインされた3D空間に3Dコンテンツや動画などの素材を設置するだけで、すぐに利用者専用の3D展示空間を提供することができるそうです。

今回、新たにプランの拡充が行われ、発話者が特定エリアにいる場合、その発話が広域にいるアバターに聞こえる「メガホン機能」の実装がなされたそうです。

プレゼンをする人の声が遠くまで届き、ルーム全体への通知も可能になるため、オンラインでのプレゼンテーションやイベント開催がより実施しやすくなるといいます。

さらに、「簡易相談ルーム」を配備したことで、特定ルームにおいて、ルームの中の会話が外に聞こえない相談ルームが追加できるようになりました。

個別にコミュニケーションができるようになるため、展示会やセミナーと並行して、同空間内で商談やディスカッションが開催可能になるのだそうです。

また、ルームデザインの拡充も行われ、利用イメージに合う雰囲気のルームを選択しやすくなったとのこと。

<参照>
ブラウザ版メタバースを高品質×リーズナブルに!安価な「お手軽プラン」が機能拡充! ~販促イベントや商談、交流会向け新機能、ルームバリエーションを追加~ 株式会社NTTコノキュー

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