株式会社ドコモ・バイクシェア(以下、ドコモ・バイクシェア)とOpenStreet株式会社(以下、OpenStreet)は、業務提携に合意したことを発表しました。
両社はそれぞれが提供するバイクシェアサービス、HELLO CYCLINGで利用できる電動アシスト自転車を双方のポートで利用・返却できる「ポートの共同利用」を推進していく方針です。
提携内容は?
両社はシェアサイクル業界の発展や社会課題解決に貢献することを目的に、ポートの共同利用における業務提携の基本合意に至ったといいます。
両社の電動アシスト自転車は、どちらのポートでも利用・返却が可能になるそうです。
双方のリアルタイムな在庫情報共有、車両による相手企業のポートへの返却判定、利用料金配分のシステム設計・構築を行うとのこと。
ドコモ・バイクシェアは都心部、OpenStreetは郊外住宅地を中心にポートを設置しているそうです。
両社のポートを共同利用することで、利用者がよりさまざまな場所への移動にシェアサイクルを利用できるようになることが期待できるとのこと。
自転車やバッテリーなどの再配置やバッテリー交換の作業を2社が連携して行い、オペレーションの最適化やコストの効率化を目指すといいます。
また、共通資材の自転車や修理用品・ポートのラックなどを共同で調達することで、さらにコストを抑えることができるそうです。
提携の背景とは?
新型コロナウイルスの影響と自転車推進活用法の施行により、シェアサイクルの市場は急成長しているそうです。
OpenStreetの調査によれば、日本にあるシェアサイクルのポートの数は2017年3月末での約1,200ポートから2024年3月末時点で約2万1,000ポートとなり、7年間で17倍に増加したとのこと。
利用ニーズが高まるなか、ポートの拡大と運営業務の最適化が重要になっており、ドコモ・バイクシェアとOpenStreetが今回の業務提携を決めたそうです。
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