HOMEライフスタイル アパレル業界とSDGsを結びつける新技術「Circular dye」を用いた「旬をまとう」ファッションが登場

アパレル業界とSDGsを結びつける新技術「Circular dye」を用いた「旬をまとう」ファッションが登場

青木一真

2024/07/10(最終更新日:2024/07/10)


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「旬」や「シーズン」をコンセプトとした素材を用いてファッションを追求するオルビー株式会社は、株式会社Circulife(サーキュライフ)が開発した、100%天然由来かつ非加熱15秒で染まるという草木染め染料「Circular dye」を用いて制作した「植物由来コレクション」を発表しました。

日本文化と環境保護を融合した素材

四季の移り変わりを楽しむ文化のなかでも、日本料理で季節を代表する「旬」の食材を取り入れることから着想したという「植物由来コレクション」。

サクラの木から抽出した色素を染料とした製品や、天草のヒノキを織り揚げたデニム「Hinoki Denim」、トウモロコシを溶かしたソフトシェル「Corn Shell」を中心に、環境に優しい自然由来の素材を用いた「旬をまとう」ことができるアイテムがラインアップしています。

「もしも、ファッションに旬の自然素材を活かしてクリエイションし、『旬をまとう』という概念を追求したら、どうなるだろう」という考えから、生まれたといいます。

新技術「Circular dye」の活用

「植物由来コレクション」の制作において活用された技術が「Circular dye」。これは、半導体の利用により染色に要するエネルギーと時間を大幅に短縮することで、CO2の排出や光熱費を削減しつつ、100%天然由来の草木染めを可能とする新技術です。

この技術によって、「旬の自然素材」や「廃棄予定の間伐材」などを利用した「環境に優しいファッション」が今後普及したときには、アパレル業界と環境保護の視点がこれまで以上に深く結びつくきっかけとなるかもしれません。

<参照>

【国内初の新技術】「旬をまとう」を掲げるファッションブランドfavi mercatoが桜で染めた新素材を含む、サステナブルな植物由来コレクションを発表。2024年7月23日より渋谷で展示会開催

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