現代は、世の中に普遍的な正解が無く、あらゆる事が変化していく“VUCA”の時代と言われます。
“VUCA”とは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった造語で、未来の予測が難しくなる状況を意味します。そうした状況のなか、少子高齢化も進む日本で、自分の将来について悩む人も少なくないでしょう。
今回は、今後のキャリアについての調査結果をまとめた記事を4本紹介します。
転職する予定はある?
若手社員の約4割は今後“3年以内”の転職を検討、将来へキャリア不安を抱える人が多数【エムエム総研調査】
株式会社エムエム総研が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」は、22歳から25歳の会社員を対象に、20代キャリアの考え方に関する調査を実施。
現在勤務している企業でどのくらい働く予定かを聞くと、「具体的には考えていない」が半分以上を占めて最多に。一方で、「すぐに辞める」「1年以内」「~2年」「~3年」を合わせると、約4割もの人が3年以内の退職を考えているようです。
調査結果をひもといていくと、今後のキャリアに不安を覚える人が多い結果が見えてきました。
デジタル化が進まないから転職したい人も
約3人に1人が考える「DX離職」とは? DX進捗状況調査で見えてきた「2025年の崖問題」【Colorkrew調べ】
海外と比べて、自分の職場でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいない実態にうんざりしたことがある人もいるかもしれません。
株式会社Colorkrewは、全国の会社経営者・役員・正社員・契約社員・公務員1,000人を対象に、「2024年 働き方に関するアンケート調査」を実施。日本の企業におけるDXの進捗状況を明らかにしました。
調査では、職場でのDXの必要性において「DXは重要」と回答した人が約半数近くに上りました。また、職場でのDX化が進んでいないという理由で、離職を考える人もいることなどもわかりました。
いっそ海外に移住?
海外で働きたい20代、接客業が人気の理由とは? 海外で働きたい若者に関する調査【ベンチャーサポート不動産】
日本という国を飛び出して、海外で働きたいと考える若者も少なくありません。
ベンチャーサポート不動産株式会社は、3月11日(月)~12日(火)、海外で働くことを希望する20代の若者1,004人を対象に意識調査を実施。職種の希望や海外移住の意向、準備状況などを明らかにしています。
いまの会社で管理職に残る道は?
「管理職に興味がある」人は約4割、考えには男女差が 4,789人に調査【エン転職】
一方で、転職せず、いまの会社に残って管理職まで上り詰めたいと考えている人はどのくらいいるのでしょうか。
エン・ジャパン株式会社が運営する『エン転職』では、ユーザー4,789人を対象に「管理職への意向」に関するアンケートを実施しました。
現在管理職ではない人に「管理職になることに興味はありますか?」などを質問し、その結果を公表しています。
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