早くも2024年の折り返し地点を過ぎました。「下半期こそ、新しいチャレンジがしたい!」と考えている人もいるのではないでしょうか。
第一生命グループの第一スマート少額短期保険株式会社は、全国の10~50代の男女合計1,000人を対象に、各世代の“新たなチャレンジ”に対する意識調査を実施しました。
なお、本調査では「Z世代:15~27歳」、「ミレニアル世代:28~43歳」、「X世代:44歳~59歳」で定義しています。
踏み出せない理由とは?
まず、回答者全体へチャレンジに対する意識を聞くと、「チャレンジしていきたい」と答えた人は62.0%でした。半数以上はチャレンジに意欲的であるようです。
チャレンジするためにあると嬉しいサポートについても「金銭的支援(44.5%)」「情報や知識の提供(30.8%)」が上位に挙がっていることから、新たなチャレンジには「資金」と「時間」が必要であると感じている人が多いことがうかがえました。
チャレンジを周りに伝える?
新しいチャレンジには困難も多いことでしょう。そんなとき、周囲へアピールをしてモチベーションをあげていきたい、と考える人もいるかもしれません。
世代別に見てみると、「チャレンジする前から周りの人に伝える」と回答した人は、Z世代で46.1%、ミレニアル世代で29.7%、X世代で26.4%でした。
また、「周りには伝えないがSNSなどで投稿する」はZ世代で39.4%、ミレニアル世代で22.5%、X世代で16.5%と、Z世代は他の世代に比べて周囲へのチャレンジアピールに積極的な傾向にあることがわかりました。
しかし、回答者全体の数値では、チャレンジ行為や結果を「成功するまでは周りの人に伝えない」と回答した人が61.5%、続いて「チャレンジする前はできるだけ隠す」が60.6%と、チャレンジへのアピールは消極的な傾向にあるようです。
チャレンジしたい事柄は、世代別に異なる
実際、回答者は具体的にどんなことにチャレンジしたいと考えているのでしょうか。
世代別に最も多かった回答は、Z世代が「仕事・転職・副業(15.8%)」、ミレニアル・X世代が「スポーツ・運動(ミレニアル世代13.5%/X世代14.5%)」でした。社会人としてのキャリアをスタートしたばかりのZ世代は、ビジネスの分野でチャレンジしたいと考える人が多いようです。
続いて、回答者に「自分自身にチャレンジ精神があると感じるか」を聞きました。Z世代は50.6%、ミレニアル世代・X世代は同率43.1%が「ある」と回答しており、Z世代が最も「自身に対してチャレンジ精神を感じている」と判明しました。
ただ、自分では「チャレンジ精神がある」と思っていても、周囲からは「チャレンジ精神がない」と思われるなど、自己認識と他世代からの評価や期待とのギャップを感じている人も。
ちなみに、「ストレスを感じる」と答えた人を世代別にみると、Z世代は57.5%、ミレニアル世代は53.9%、X世代は55.6%でした。Z世代は、周囲へのチャレンジアピールが積極的である一方で、他者からの評価に対してストレスを感じやすい性質も持ち合わせているようです。
意欲のピークは22歳
各世代に対して「チャレンジ精神が高まった(または高まるであろう)年齢」を聞くと、全世代の56%が「22歳」と答え、30代以降はチャレンジ意欲が減少していくとの回答になりました。
「チャレンジと安定志向に対して、最も意欲が高かった(または高まるであろう)ピーク年齢」については、Z世代は「チャレンジ:18歳、安定:60歳」、ミレニアル世代は「チャレンジ:22歳、安定:60歳」と回答。
一方、X世代は「チャレンジ:30歳、安定:40歳」と答えており、いずれも、自身の経験を踏まえたうえでの回答のようで、Z世代とミレニアル世代のイメージと差が生じる結果となっています。
調査概要
調査機関/調査主体:第一生命グループの第一スマート少額短期保険株式会社
調査期間:5月17日(金)~ 20日(月)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:合計1,000人
①Z世代(15~27歳)男女332人
②ミレニアル世代(28~43歳)男女334人
③X世代(44~59歳)男女334人
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※性年代均等割付
<参照>
世代別でみる<新たなチャレンジに関する実態調査>人生100年時代も、チャレンジの限界は「20代」!?チャレンジ意欲はあるが「時間の不足」「資金不足」で踏み出せないと回答
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