HOMEライフスタイル Luup、座席・カゴ付きの特定小型原付「電動シートボード」を発表 歩道通行できる条件は?

Luup、座席・カゴ付きの特定小型原付「電動シートボード」を発表 歩道通行できる条件は?

川上雅結

2024/07/16(最終更新日:2024/07/16)


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株式会社Luup(以下、Luup)は、座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車(以下、特定小型原付)「電動シートボード」を2024年の冬以降に提供開始すると発表しました。

Luupの調べによれば、座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車がシェアリングサービスとして提供されることは日本初となるそうです。

新車両「電動シートボード」とは?

「電動シートボード」は、LUUPの電動キックボードと同じく、特定小型原付の区分になります。

車道で最高速度時速20kmで走ることができ、16歳以上であれば運転免許不要で乗車可能です。

電動キックボードと同じ区分であることに加え、座席とかごが付いている電動シートボード。

長時間移動する人や大きな荷物を持っている人、足腰への不安からLUUPの車両に乗ることが不安だった人にも乗りやすい仕様となっているそうです。

歩道通行できる条件は?

2023年7月の道路交通法改正で特定小型原付が歩道を通行するためには、最大速度が時速6kmまでに制限されており、そのことを緑の最高速度表示灯が点滅することで示す特例特定小型原動機付自転車(以下、特例特定小型原付)である必要があります。

引用:警視庁

また、以下の図のような「自転車及び歩行者専用」「普通自動車歩道通行可」「普通自動車の歩道通行指定部分」の標識・表示がある区間で歩道通行が可能です。

提供:Luup

「自転車誤認防止デザイン」を適用

歩道を特例特定小型原付で走行する際は、歩道上に自転車のマークで通行帯が指定されている場合はその場所を、指定がない場合は、歩道の中央よりも車道寄りを通行することが求められています。

ただ、自転車と誤認する可能性が高いデザインのフル電動自転車やモペッドによる違法走行などが社会問題化しているそうです。

今回の電動シートボードでは、「自転車誤認防止デザイン」を適用し、座席付きではある一方で、自転車と明確に外観が異なる設計にしているとのこと。

LUUPの電動シートボードは、利用者自身や周囲の人々が自転車だと誤認してしまう懸念を軽減し、安全に利用されることを目指しています。

<参照>

Luup、座席・カゴ付きの特定小型原付「電動シートボード」を発表 2024年冬以降、シェアリングサービス内に導入予定。足腰に不安のある方の将来的な移動手段を見据えて Luup

【歩道通行時は必須】LUUPの電動キックボード「6km/hモード」使い方|LUUP letter

特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について|警視庁

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