インバウンド需要が高まっているなか、オーバーツーリズムやナイトタイムエコノミーの活性化は重要な観光課題となっています。ナイトタイムエコノミーは、夜間におこなわれる経済活動のことで、観光消費額の増加に寄与します。
このたび、訪日外国人旅行客向けの新たなナイトツアーとして、横丁歩き・居酒屋飲み文化体験・スナック交流が楽しめるサービスの提供が7月1日(月)から始まりました。日本の「飲み会文化」の魅力を発信することを目的としているそうです。
ナイトタイムエコノミーの活性化
このツアーは、全国に数多くの飲食店の取引先をもつアサヒビール株式会社と、訪日外国人旅行客向けのグルメプラットフォーム「byFood.com」を運営する株式会社テーブルクロス、スナックと利用者をオンラインでつなぐサービス「スナック横丁」を運営するオンラインスナック横丁文化株式会社の3社による協業です。
それぞれの企業がもつ強みを生かし、日本の「食文化」と「飲み文化」に関する上質な”コト”体験を、より多くの訪日外国人旅行客に提供することで、「持続可能なナイトタイムエコノミーの活性化を目指す」といいます。
新橋で日本文化を体験
ツアーの開催場所は、サラリーマンの憩いの街として、居酒屋やスナックが充実している新橋。街歩きを通して、新橋の魅力をガイドが発信するといいます。
アサヒビールの商品を取りあつかう居酒屋では、クイズやミッションを交えながら、生ビールの楽しみ方や、日本の文化”飲み会”を体験できるそうです。
さらに、スナックにも訪れ、居酒屋とはまた違う楽しみや、その作法、文化をガイドが紹介。参加者はスナックママや常連客と一緒になってコミュニケーションやカラオケを楽しめるようです。
予約ページ(英語):https://www.byfood.com/experiences/izakaya-snack-bar-tour-tokyo-1147
<参照>
アサヒ×テーブルクロス×スナック横丁、訪日外国人に向けたナイトカルチャ―拡充に向け3社共創街歩き×居酒屋×スナックを巡る新たなナイトツアーを開始
国土交通省「ナイトタイムエコノミー推進にかかるコンテンツ造成事業」
【関連記事】
訪日客数は回復する一方、日本人の旅行への意欲は……? 国内・海外旅行への意識調査【JTB総合研究所】
2023年5月の新型コロナウイルス感染症に関する水際対策緩和以降、日本各地で多くの訪日外国人旅行者を見かけて、インバウンドの回復を実感しているという人は多いかもしれません。 一方で、202...
訪日観光客のリアルタイム位置情報を把握「Beacon Bank for インバウンド」とは?
リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営する株式会社unerryが、訪日観光客の人流をリアルタイムで可視化できるという「Beacon Bank for インバウンド」の提...
インバウンド対応って重要? 何すれば良い? 増加する訪日旅行者は日本経済の救世主か:Tokyo Creative代表・中川智博さんインタビュー(1)
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で激減したものの(2019年:3188万人⇒2020年:412万人)、数字を回復してきている訪日外国人旅行者数。Tokyo Creative株式会社は...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう