HOMEライフスタイル 日本でのSDGsに対する認知率は? ジェンダー平等の実現をめぐる認知と意識でギャップが発生

日本でのSDGsに対する認知率は? ジェンダー平等の実現をめぐる認知と意識でギャップが発生

青木一真

2024/06/27(最終更新日:2024/06/27)


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マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングは、全国の男女2,500人を対象に「SDGsに関する調査(2024年)」を実施しました。

SDGsに対する意識の現状

「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)が2024年に発表した「Sustainable Development Report」によると、日本のSDGs達成度は167カ国中18位。今回の調査によると、国内のSDGs認知率は84%となっており、2022年から横ばい状態で、さらなる浸透を図る場合は何らかの取り組みが必要であることがうかがえます。

また、SDGsを「未来のために、必ず達成したい目標」「日々意識して行動に結びつけるための目標」と捉える人が60代を中心に多いようです。さらに、「食品ロス」「再生可能エネルギー」「地産地消」といった関連ワードの認知率が高く、全体の7~8割におよぶことが判明しました。

ジェンダー平等に対するギャップ

今回の調査で、SDGs「17の目標」のうち「内容を知っているもの」は、貧困をなくそう(42%)、飢餓をゼロに(36%)、ジェンダー平等を実現しよう(35%)がTOP3となりました。

一方で、「重要だと思うもの」に関しては、貧困をなくそう(36%)、飢餓をゼロに(33%)が認知度同様に上位であるのに対して、ジェンダー平等を実現しよう(21%)は、認知度との間に大きなギャップが生じました。過去の日本に強く浸透していた男尊女卑の観念が、現代においても未だに根強く影響している部分があるのかもしれません。

調査概要

調査手法:インターネットリサーチ

調査地域:全国47都道府県

調査対象:18~69歳の男女、人口構成比に応じて割付

調査期間:2024年6月1日(土)~3日(月)

有効回答数:本調査2,500サンプル    

※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります

引用:クロス・マーケティング
くわしい調査結果はこちらから

<参照>

「ジェンダー平等を実現しよう」の認知と重要と思う割合でギャップが大きい SDGsの認知率は3年連続横ばいの84%
 

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