商品だけにとどまらず、店舗に設置する什器の開発でも環境に配慮した取り組みが行われています。
無印良品を展開する株式会社良品計画が、再生ポリエチレンを原材料の100％に使用したマネキンを、6月20日（木）以降にオープンする新店舗を対象に導入します。
マネキンの特徴
新しいマネキンは、再生材を使用しているため原料製造における環境への負荷が低減できるといいます（※1）。
また、従来品と比べて壊れにくく、輸送時の梱包材が少ないことも特徴だそうです。加えて、不要となった際には、リサイクル原料として再び資源循環させられます。
これまで無印良品では、頭部がない「ヘッドレスマネキン」を多く使用していたそうですが、新マネキンは帽子などをふくめた全身のコーディネートを提案できるようになると伝えています。
（※1）マネキンのプラスチック原料製造、梱包材・本体の廃棄における二酸化炭素排出量を、良品計画が概算。
導入の背景
「資源循環型・自然共生型・持続可能な社会の実現」を重要課題として掲げる良品計画は、実現に向けて「再生プラスチック原料を使用した商品の開発」や「使用済みプラスチック商品のリサイクル」など、さまざまな取り組みを進めています。
2022年春からは、店舗で使用する什器備品においても、廃棄物の削減や資源循環をテーマに見直しの検討を開始し、今回のマネキンの開発にいたったそうです。
このマネキンは、6月20日（木）以降にオープンする新店舗で婦人および紳士の全身マネキンから導入開始しますが、子ども用にも拡大を計画しているといいます。
＜参照＞
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